2007年12月21日 (金)

ルビアンの秘密

ルビアンの秘密

両親が別居して8年。

父親は植物学者。自分の研究以外は興味がないようだった。

母親は高校の英語教師。情熱を傾けて教師という仕事に打ち込んでいる。

籍を抜かない両親に痺れを切らして離婚届を持って父親のところに向かう北元レイ、高校2年生。

離婚届に判を押してもらったら、母親に突きつけ、離婚させる。そのケジメをつけなければ先に進めない。と意気込んでいった父親のマンション。

しかしそこで見たものは・・・・

男性が仰向けに倒れていて胸には何かが刺さっている。

倒れているのはレイの父親。

「お父さん」

ただ呼びかけることしかできないレイ。

父がレイの目をハッキリと見つめた。

「レイ・・・・」

「ルビアン・・・・」

ルビアンという言葉を残して死んでしまった父。

ルビアンという言葉の意味を探して犯人を見つけようとするレイ。

幼い日の父との思い出。恨んでいる父への本当の思いとは・・・

また父のレイへの思いとは・・・・

父は何故殺されたのか・・・・父はどんな秘密を知ってしまったのだろうか・・・

目が離せず一気に読み終えました。

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2007年12月10日 (月)

アンティーク FUGA 1

アンティークFUGA 1 (1) (YA!フロンティア)

ある日突然両親が行方不明になってしまった風雅。

半年後、おばさんの家に引っ越すために荷造りをしていてお父さんからもらった宝物をみつける。一生に一度だけ願い事を聞いてくれるという『コルノ』

階段から転げ落ちてコルノの木霊を呼び出してしまう。

お父さんからは一生に一度しか使えないから、よ~く考えてから呼び出すように言われていたが・・・・呼び出すつもりじゃなかったから・・考えていない!

金持ちになる、もてるようになる、頭が良くなる等々、ボンノウに支配された願い事の数々・・・もっと大事なことがあったはず・・・家族

「僕のお兄さんになって!ここで一緒に暮らして欲しいんだ!」

というわけで、木霊のシャナイアがお兄さん紗那となって一緒に暮らすことになり、お父さんのアンティーク店を再開しながらお父さんとお母さんを探すことに。

倉庫の中にはお父さんが仕入れていたアンティークの数々。

木霊のシャナイアはもちろん精霊『つくも神』が見えるが風雅には気配は感じるが見えない。この骨董屋(アンティークの店)を引き継いできた店主は代々『つくも神』が見える体質だった。

シャナイアに「おまえにも、その力はちゃんとあるはずだ」といわれ肩に手を置かれる。その手から不思議な感覚が流れ込むと・・・・

つくも神が見えるだけではなく、ちゃんと会話できるようになった。

いろんなアンティークのつくも神が起こす問題を二人の鑑定士が解決していくお話。

今回は刀のつくも神が風雅のイトコのお友達をさらってしまう事件。さて、どうなることやら。

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2007年12月 5日 (水)

塩の街(ハードカバー版)

塩の街

1月23日にも紹介しました『塩の街』

ハードカバーで再登場したものです。

一部書き直されたところもあるようですが大筋はそのまま(まぁ当たり前といえば当たり前ですが)今回はそれに加えて、その後のお話が盛り込まれています。

秋庭と真奈が車で移動中にヒッチハイクの少年ノブオを乗せることになる。ノブオは将来ルポライターを目指していると言った。でもそれはただカッコイイから。しかし、二人と一緒にいる間に・・・・

立川駐屯地にいた野坂三曹とその夫、正とのなれそめ。

立川駐屯地司令になっていた入江慎吾の話もありとってもお得?

有川浩さんはやっぱりいいですねぇ。

最後にはノブオがまた登場しますよ。

ではお楽しみください。

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2007年10月31日 (水)

大江戸妖怪かわら版 異界から落ち来る者あり 下

異界から落ち来る者あり〈下〉―大江戸妖怪かわら版 (大江戸妖怪かわら版 (2))

ここは大江戸。しかし住んでいるのは妖怪たち。

この町でかわら版の記者をしているたった一人の人間、雀。

ある日突然この町に落ちてきた雀はどうしてこの町で住むようになったのか?また雀という名はどうしてついたのか?かわら版の記者をしているのは何故なのか?

今回は雀の謎に迫ります。

今は無くなりつつあるほんわかした感じを味わってください。

また後半は取材と称して見物に行った芝居のお話。殺人事件が起きる?!

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2007年10月30日 (火)

大江戸妖怪かわら版 異界から落ち来る者あり 上

異界から落ち来る者あり〈上〉―大江戸妖怪かわら版 (大江戸妖怪かわら版 (1))

ここは大江戸。賑わった町並み。

しかし其処にすむのは人ではなく妖怪たち。

かわら版を生業としてる雀はこの町でただ一人の人間。

そこへ童女が落ちてきた。

異界から落ちて来た者。雀もてここに落ちてきた者だった。

雀は元の世界には帰らずこの妖怪の町に住み続けているが果たして童女は何故ここに落ちてきたのか?また元の世界に帰るのだろうか?

童女がこの世界で楽しく遊ぶ姿に重ね合わせながら一緒に楽しんでください。花魁の登場もあり!?

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2007年9月26日 (水)

晩夏のプレイボール

晩夏のプレイボール

それぞれに野球にこめられた想いを綴る10話。

第一話 練習球 

甲子園を目指す少年真郷。地区予選準決勝で九回の裏、ツーアウト、ランナーなし、点差は四。というところで代打に出される。

九回の表2点をリードされたまま見方が守備に入っているときに監督に準備しておけと言われてから、バッターボックスに入り一塁ベースを走り抜けるまでを描く。

7歳の時に野球を初め中学ではエースで4番、誰にも負けないという自負があった。

いくつかの高校から野球留学の話もあったがこの町から一緒に甲子園に行かないかという監督の手紙で地元の高校に進学する。

しかし高校三年になっての初めての練習日、野手への転向を言い渡される。

そしてこの日の代打。

終わっていない。まだ、終わりはしない。

真郷は一塁ベースの上を真っ直ぐに、走り抜けた。

第10話 練習球Ⅱ

ボールが転がる。眩しいほど白く輝きながら。一球の眩しさを忘れていた。と思ったのは律。

転がったボールは真郷が打ったものだ。

真郷。おれたちまだおわってなんかねえよな。

律はピッチャー、9回の表に追加点を許したとき、ここまでかと感じてしまった。

もう少し闘争心があれば一流のピッチャーになれるんだがなと何度いわれたことか・・・しかし挑みかかる感情はあまりに獰猛で荒らぶれていて、小学生の日々に引き戻してしまう。小学5年のときの執拗ないじめ、それは少年野球チームでエース気取りで生意気だという事が原因だったようなのだ。

一度棄て、真郷に会い、再び選んだ野球。

自分は野球を棄てなかったんだという自負は、律の中で静かに確かに存在する。その自負に助けられ、支えられてここまで来た。

もう充分やないか・・・・敗北を受け入れる準備を始める。

捨てられる運命にあった練習球の一つ、律は甲子園に連れて行ってやろうと思ってずっと持っていた。

真郷が打席に向かう途中「持ってきてるんか?」と聞く。

打席に向かう真郷に向かって右手を持ち上げる。

九回裏、ツーアウト、ランナー一塁、四点差。

つながった。真郷がつなげてくれた。「続けよ。真郷を還すんや」次の打者に向かい声を張り上げる律。今までの律には、こういう事はなかったのではないだろうか。

終わっていない。おれたちの夏はまだ終わっていない。

練習球はピッチャーから野手に転向を余儀なくされ、その試合のレギュラーにもなっていなかった真郷から見た野球。

練習球Ⅱはいじめのために一度は野球から離れ、真郷に一緒にやろうと言われ再び始めたピッチャーの律から見た野球。

お互いに相手がいたからこそ続けられた野球。このままで終わって欲しくないですね。

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2007年9月18日 (火)

下町不思議町物語

下町不思議町物語 (YA!フロンティア)

関西から関東(たぶん)引っ越してきた直之。

お父さんとお母さんが離婚して、お父さんと一緒にお父さんの実家であるお金持ちの家におばあちゃんと暮らすことになった直之。

6年にしてはとても身体が小さい、それはどうやら病気だったせいらしい。算数は得意だが国語は苦手。言葉はもちろん関西弁、学校ではいつも耕太とケンカの毎日である。

そんな直之をおばあちゃんは疎ましく思い直之のそれを感じているので学校から帰るといつも外に出ていた。

そんな時関西弁をしゃべる着物姿の男の人に出会う。

心地よい関西弁が耳から聞こえてきそうな気が・・・・もうそれはぽんぽんと

この本の一番の感想が関西弁が心地いい?なんか視点が違うんとちゃう?というツッコミが聞こえてきそうやけど、まぁまぁ

この男の人、高塔さんはどうも普通の人とちょっと違うみたい。この人たちが集まる喫茶店がある町並みも喫茶店に来ている人たちも直之の住んでいるところとはちょっと違う雰囲気。

関東に越してきてからいつも1人だった直之はここで高塔さんに弟子入りし仲間もできる。

高塔さんの家に出入りし夕飯もご馳走になっている直之は、ここでは時間がゆっくり過ぎていると感じる。

ご飯を早く食べないといけないとか宿題を早くしないといけないとかあせらなくても自分のペースでしていける。

こういう雰囲気は実にいいですよね。最近の生活はみんな忙しすぎ。アレもしないといけないコレもしないといけない。あ~時間が無いというように。

本当の自分で居られる場所があると気持ちも穏やかで居られるし何とやる気も出てくるんですね~。

指でたどるとそのイメージが頭に入ってくるという不思議な本をもらった直之は、初めは全然読めなかった(イメージが流れてこなかった)がある時から読めるようになり、そして解らない意味は辞書で調べてという風に読み進めていくようになる。

そういう直之の努力もあり苦手な国語で70点(今まで20~30点)とることができた。しかし耕太からカンニングしたといわれ答案用紙を破られてしまう。ケンカになって直之は耕太を突き飛ばしてしまう。

耕太のお母さんに怒鳴られたおばあちゃんはお父さんに直之はカンニングして耕太を突き飛ばしたという。お父さんも反論できない。

それを見ていた直之は家出してしまう。

努力した結果だった国語の点数・・なのにお父さんは自分のことを信じてくれない・・・・直之はどんなに悔しく悲しかった事だろう。

でもコレをきっかけにお互いに見つめなおす家族。

お父さんもおばあちゃんも忘れていたことを思い出す。暖かい気持ちを取り戻した家族のありようは今の家族にとってとても大事なものだと思います。

物語の中にはととろ、猫バスならぬ猫タクも登場。はてさてどんなところに登場するのでしょうか?

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2007年9月14日 (金)

時空より愛をこめて

霊少女清花 1 (1) (YA!フロンティア)

童話作家の母と消防士の父の愛の結晶の清花。

母親の思い込みと父親の念によって清花が生まれ、母親の父への愛情と清花への愛情で育っていった。

半分幽霊で半分人間の清花は人の心が読みとめる精神感応者(テレパス)。

他の人の心の叫びを聞き流す事ができない。

一方、清花と同じような超能力を持つ七凪は人の心が解っても自ら何かすることを良しとしない。そのまま眺めているだけだ。

そんな七凪だが清花が川霊に引き寄せられて川の中に入ってしまった時助けくれる。

しかしその後七凪は行方不明に。

七凪の過去・・・・七凪は捨て子で施設に入れられていたが引き取られる事になる。その施設で仲のよかったお姉さんが七凪が引き取られて一年後に行方不明になる。

七凪はそのお姉さんをずっと探していてどうやら最近見つけたらしい。

そのことと七凪の行方不明とは関係があるのだろうか・・・

超能力があるというだけかと思いきや何と清花は半分は幽霊。こういうところが今までの超能力者と違うところ。

人の心が読み取れるという事にはちょっと興味があるけど、自分の心が読み取られていると感じるのはとっても不快。

自分の思いを汲み取ってくれるのと勝手に覗かれるのとはすごく違うといった感じだろうか。

ちょっと人と違うところがあると何となく周囲にそれを知られてはいけない、隠し通さなければ・・・・という思いが強く働くのだろう。

その結果、心を閉ざしてしまい楽しい気分を味わう事ができなくなるという悪循環。

七凪は同じ力を持つ清花に出会い自分の気持ちが変わっていることを知る。

超能力というのは身近に無いがちょっと人と違うというのは誰にでもあることで考えさせられます。

と硬い話になってしまいましたが、本の内容はそうではありませんよ。事件解決ハッピーエンドですから楽しんで読んでください。

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2007年9月 9日 (日)

舞は10さいです。

舞は10さいです。

舞は10歳。ある朝怖い夢を見たと思ったら何とおねしょをしていた。

慌てて着替えをし、自分でお布団を干そうとしたところへお母さんが来てしまう。

いいお天気だからすぐ乾くわとお母さんがシーツをはがしお布団を干してくれる。

同じ社宅のなおみちゃんと帰っていた時なおみちゃんのお母さんの車に舞のお母さんも乗っており家まで乗せていってもらうことになった。

なおみちゃんお母さんが舞のことをほめてくれるので舞のお母さんは何と舞がおねしょした事を話してしまう。

舞はなおみちゃんにおねしょした事を知られてしまいショック・・・・

自分がいったい何歳までおねしょしていたか覚えていますか?

私は忘れてしまいました。と同時に子どもがいつまでおねしょをしていたかという事も実は覚えていません。

大きくなってしまうと忘れてしまうものなんですね

でも舞にとっては一大事。頭の中が真っ白になってしまうのにもうなずけます。

時として大人は子どもがいって欲しくない事も何の気なしにいってしまうものなんです。

例えば勉強にしても全然していない事はなくても「家の子なんか全然勉強しないんですよ~困ったものです。}なんて事をね。

それを聞いていた子どもはきっとふてくされてしまうでしょうね。やっていてもやってないって言われるんだったら、もうしない!って感じで・・・・

ちょっと話はずれますがしゃべって欲しくない事ほど時として子どもはしゃべってしまうって事もあるんですよ。お子ちゃまたち!!

舞はなおみちゃんにおねしょのことは内緒にしておいてといいたいのですが、中々言い出せません。

そんな時おばあちゃんから電話がかかってきます。もうだいぶんおばあちゃんのところにも行っていなかった舞はおばあちゃんのところに行きたいと話します。

おばあちゃんは来たらいいと言ってくれますが、それには舞が自分でおばあちゃんの家に行かないといけません。

おばあちゃんに「1人では行けないよ」と言うとおばあちゃんは「舞は幾つになった?」と聞きます。

舞が10歳というとおばあちゃんは

「10歳にもなったら、たいていの事はできる。できないことのほうがすくないんじゃないかな」

と言います。

10歳にもなったら、たいていの事はできる

舞はその言葉に勇気付けられなおみちゃんに「おねしょのことは内緒にしておいてね」と言えたのです。

今、幾つになりましたか?

10歳になったらたいていの事はできると思いますか?

幾つになってもあれはできない、これはできないと言っていませんか?

大人になってもあれはできない、これはできないと言っている気がします。実はそれは言い訳なんですよね。

改めてそう感じている今です。

一歩踏み出す勇気を持ちたいものです。

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2007年8月 8日 (水)

WEB探偵 昴

WEB探偵昴

コンピュータの画面に表示されているのは黒い背景のホームページ『ウェブの穴』

ネットで受けた被害に、どうしても泣き寝入りしたくないあなたへ。

私たち裁き人が、あなたに代わって恨みを晴らします。・・・・・・

コンピュータの画面に表示されているのは黒い背景のホームページ『ネット尋ね人』

ネットで知り合った相手も、身元調査をいたします。

以下のような部分的な情報からでも、多くの情報がわかります。

・ホームページ

・ハンドルネーム ・・・・・

『ネット駆け込み寺』

ネットに関するトラブル、解決いたします。

以下のような方は、ご相談ください。秘密厳守します。

・いわれない誹謗中傷にあった

・ネット詐欺にあった

・PCをハッキングされた・・・・

どれも昴探偵事務所のホームページである。

元凄腕のハッカー早川昴が依頼を受け見事に解決する3話。

読んでいると「あ~ほんとに起こるってこともありうる?」

パソコンに触っている自分がちょっと不安になってくるような気も・・・・

でもお話はとってもおもしろいよ♪

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2007年7月31日 (火)

カカオ80%の夏

カカオ80%の夏

高校のクラスメートの雪絵に頼まれて買い物に付き合った凪。

ちょっとどこかに出かけるような時に着る服が欲しいがどこのお店でどんな服を買えばいいのか分からないから付き合ってということだった。

凪のよく行くお店で凪がコーディネイトした服と小物一式を購入。

ちょっとびっくりした凪は「予算オーバーじゃない?」

と聞くが雪絵は「平気。バイト代が入ったから」

明日から夏休みという日の夕方、雪絵の母から凪に電話がかかってきた。

雪絵が書置きを残して家を出て行ったという。

「一週間ぐらいで戻ります。合宿にでも参加するんだと思ってください。心配しないで」と。

雪絵は夜遊びなんてする子供じゃないし今までこんなに長期間の外泊もなかった。凪が誘ったんじゃないかと言う口調で話す雪絵の母。

しかし凪は何も知らない。

もう少し待ってみるといって凪の母は電話を切った。

色々な思いが押し寄せてくる。

雪絵を連れ出しはの私だと決めつけていた雪絵の母親に対する不快感、戸惑い、腹立ち。

男と旅行に出るなら出るで、親対策をきちんとやっておかなかった雪絵の要領の悪さ。そのとばっちりを私が受けているのも理不尽だと思う凪。

雪絵は本当に好きな男と出かけているのだろうか。それならいいが、もしそうでなかったら・・・・

雪絵の携帯にかけてみたが繋がらない。メールも送ったが返事がない。

翌朝7時半、雪絵の母の電話で起こされた・・・夏休みだと言うのに・・・

雪絵から連絡がないので雪絵が使っていたパソコンを調べて欲しいから家に来てほしいという。

まるで私が雪絵の家出のきっかけを作ったかのように。

と言うようなわけで好む好まざるにかかわらず雪絵を探す羽目になってしまった凪。

雪絵はお嬢様タイプの子とモデルの子のブログにアクセスし色々と質問している。凪はそのふたりに雪絵のことを聞く。

また雪絵は福祉の勉強をしておりボランティアにも参加していた。

問い合わせると翌日にあるというので凪も参加の申し込みをした。もしかして雪絵が居るかもと・・・・

そこで凪は『孫貸します』というサービスを聞く。

雪絵のアルバイトはこれだったのだ。しかしその後凪は何者かに襲われ・・・・・

雪絵を探す6日間を綴ったお話です。

ドキドキしながらあっという間に読み終えてしまいました。

最後に3人の友達を待つ凪の姿が印象的でした。

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2007年7月24日 (火)

S力人情商店街 1

S力人情商店街 1 (1)

塩力商店街を盛り上げるために行った夏祭り。

しかし寂れた商店街の夏祭りを訪れる人はあまりなく、しかも雨。

夏祭りのヨーヨー釣りを担当させられた茶子と吾郎と研と吉野の4人組はこの商店街の子供たち(自分の家がお店である)。

将来の夢が叶うかどうかを塩力様に聞いてみることに。

つまりはおみくじを引きに塩力神社に行った。

10円で引けて未来がわかるリーズナブルなおみくじ自動販売機

「ちゅんちゅんみくじ」

10円を入れるとちゅんちゅん様が「ちゅん・ちゅん」という機械のさえずりの音と共にぽとっと取り出し口のところに、おみくじ紙が入っている筒を落とす。

おみくじを引いたあと4人は超能力を身につけてしまう。

しかしこの超能力、自分の家のお店の品物を持っているときだけに起こりしかも塩力限定。

はたしてこの4人組は寂れた塩力商店街を救う事ができるのか?!

嫌々ながらも商店街を救う役目を塩力様から仰せつかった茶子。

でもやっぱり商店街の子ども、たとえ自分の家の商品でなくても商品に対する思い入れは強いようだ。

商品をダメにしてしまった(故意に)事に対して「作った人の気持ちとか!キレイなものを作るために考えた工夫とか!気に入って仕入れたおじさんの気持ちとか!ほしいなあって考えてたお客さんの気持ちとか!そういうのどうなんの?この商品に悪いなって思わないの?この商品にかかわった人みんなにひどいことをしたって思わないの?」ときったたんかにいたく感動しました。

今後の活躍も楽しみです。

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2007年7月18日 (水)

図書館危機

図書館危機

「図書館戦争」「図書館内乱」に続く3冊目

六年前、自分の買おうとしていた本を良化隊員から救ってくれた図書隊員、憧れの王子様をついに発見!!

しかしそれは直属の上司である堂上教官だった・・・。

誰だか分からないからこそ安心して憧れられる人だったのに入隊試験の面接時から本人に知られていたなんて・・・・。

とまぁ悩める乙女状態からお話は始まりますが、正体が分かったと言う事を知っているのは当の本人の笠原郁ともう一人の上官の小牧幹久。

「六年前の自分のことを思い出したらどう感じる?」恥ずかしいですと答えた笠原郁に「俺たちも一緒だよ。って言ったらちょっとは安心する?」と小牧に言われ少し気持ちを落ち着かせた郁。

取り敢えず王子さまの正体を知ったことは堂上に隠し通そう・・・。

図書隊に入隊して一年十ヶ月が経つと昇任試験の資格が得られる。「柴崎や手塚は余裕なんだろうなぁ試験~~~~~~」

柴崎は余裕だが意外にも手塚が苦戦。

今年の昇任試験の実技は「子供への絵本の読み聞かせ」だったのである。

一方郁はというと筆記は堂上の補習で何とかクリアだったが実技は得意分野楽しそうに『仕込み』をする。

ここら辺があ~やっぱり図書館なんだなぁと感じられる(昇任試験があるかどうかは不明だが)

このあと職業の呼び方(床屋さん・散髪屋さん・理髪店)をめぐり本の出版がどうなるか・・・メディア良化法に引っかかるというようなお話。

床屋さんが今現在、軽度の放送禁止用語になっていると言うのは驚きでした。

この後これぞ図書館隊と言うお話が続きます!

郁の母親がついに郁の本当の職務を知ることなります。

はてさて一体どうなる事やら・・・。

今回も目が話せません!

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2007年7月11日 (水)

クジラの彼

クジラの彼

前回はSweet Blue Ageの中にあるクジラの彼を紹介いたしました。2007年2月 7日 (水)にありますのでこちらもご覧ください。

今回はクジラの彼の単行本版

やっぱりクジラの彼は同じですが、いや~何回読んでも面白いですね。

今回はそれに加えて5作品が収録されています。

「有能な彼女」はクジラの彼の合コンで登場した夏!とその彼女のお話。

クジラの彼の中に出てくる横須賀の事件と言うのは実は海の底 のお話なんです。ここにその有能な彼女の学生時代が出て来るわけですがその後日談とでも申しましょうか。

また「ファイターパイロットの君」は空の中 (2007年2月21日 (水)に紹介しています。)に登場する瞬のお父さんの同僚の光稀と事故調査委員として派遣された高巳の後日談。

そのほかのお話も見逃せません!

みんな合わせてもう一回読んでみたいと思います!

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2007年7月 4日 (水)

平成お徒歩日記

平成お徒歩日記

宮部みゆきの小説以外の初めての単行本。この本は文庫本なんですがその前に単行本が発売されているんですね。

平成お徒歩日記 こちらが単行本バージョンです。

小説はいいが○○紀行というのは苦手という方も大丈夫。

行った事があるところでもないところでも一緒に歩いているようでもあり、また「あのね~この前ここに行ってきてね~」とその時の事を横で聞かせてもらっているようでもあり。

何と言っても語り口調の文章が最高!!

ブチブチと文句も言い、それがまた宮部みゆきと言う人が身近に感じられ、こういう人でもあるんだ~と思いを寄せ。

毎回最後に注釈、講釈、後日談が入っているのですが、これがまたいっそう面白く解りやすくしています。

是非ご一読あれ!

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2007年6月27日 (水)

メリーな夜のあぶない電話

メリーな夜のあぶない電話

タカオのつくもライフシリーズ第2弾

古くなったものたちに、いのちが宿り、生き物のようになったやつをつくも神というらしい。

今回のつくも神は携帯電話。

父さんが道で拾った古い携帯電話を交番に届けたが、夜になると家の庭に落ちていた。

交番に届けたのにまた戻ってくるのは普通じゃないっていうか、ただものじゃない。何度交番に届けてまた戻ってくる。

ぼくは経験上そういうことを知っている(そう!第1弾で経験済み。ちなみにその時は自転車だった

この携帯電話、夜になると時々呼び出し音が鳴るが今までは電話に出ても無言だった。

ところがその夜相手は口を聞いた。

「もしもし。危険がせまってるんです。助けてください・・・・・。」

すぐに友達(自転車のつくも神)に相談しようとしたが留守だった。つくも神だから人間が乗らなくても、どこかへ出かけていったりする。

誰にも相談せずいつものように学校へ。

途中で高野萌子に会った。なんでも絵葉書が届いたんだけど差出人の住所も名前もなく返事が書けず困っているらいし。

さて、つくも神になった携帯電話の危険とは?

高野萌子は絵葉書の返事を出す事ができるのか?

ちなみにちゃんと絵葉書の差出人はわかりました。今回のつくも神が携帯電話っていうところがミソでしたね~。

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2007年6月13日 (水)

風の館の物語Ⅰ

風の館の物語1

無人駅に降り立った洵と沙菜。

今日から二人はこの町に住むことになった。

お父さんは沙菜が生まれてすぐ交通事故で亡くなった。

おばあちゃんは3年前に亡くなった。

そしてお母さんが入院し春の間だけ洵と沙菜はおばあちゃんのお姉さん(風間琴音)の家で過ごす事になったのである。

駅に迎えに来てくれたのは千夏。

風間琴音の孫である。

琴音の家ではみんな洵のことを男の子だと思い込んでいた。

風間琴音がおばあちゃん(自分の妹)の葬儀の時に洵を見て男の子だと思い込んでしまったのが原因。

ちなみに千夏は男の子である。友達からはナツと呼ばれている。

風間琴音の家は『風の館』と呼ばれていて大きく、いかめしく『家』のイメージをはるかに超えるものだった。

風の館に住んでいるのは「ばあさんとおれの母親と田所さんと田所さんの奥さんの由さん。生きている人間は、それだけ」とナツの説明。

裏庭を囲む棟だけが千夏たちの生活の場、母屋とは廊下で繋がっているが、母屋に居るのは琴音だけ食事も別らしい。

ナツの様子がおかしい「何かあったらすぐ知らせろよ」

洵たちが使う部屋は何かあるのか・・・・

ナツが部屋から出て行くと「じゅん」

と誰かに名前を呼ばれる・・・が ドアは閉まったままだ。

廊下に飛び出しナツに「あたしを呼んだ?」 

でもナツの声じゃなかった・・・

突風が戸をたたき、ぶつかり、ゆらし、音をたてる。

自然現象だと思えない。何が起こったのか、まるで理解できない。

部屋の窓が外側に開いている。いったい風は何処から来たのか・・・

ナツも「悪いけど・・・おれ、わけわかんないから」

こんなすごいのは初めてだけど急に窓ガラスがゆれたりとか、誰かに見られている感じがしたりとか、歌を聞いたりとかはあったようだ。

ナツは誰にも言えず、ずっと独りで背負い込んできたのだろう。

こんなことがあっても洵は不思議と怖いとは思えずこの部屋で生活することにする。

何日かたった夜、ふと目が覚めた。気配がしたのだ。

寝る前にカギを閉めたはずのドアが開いている。

洵は廊下に出て母屋に向かって歩き出す。

どきどきしているけど怖いわけではない。

風がもろに吹きつけてきた。思わず目を閉じる。息がつまった。身体が押される。足がよろめく。それほどに強い。

が、次の瞬間には、ぴたりと凪いでいた。

続く廊下を歩いていると話し声が聞こえてきた。

洵と誰かが似ているという・・・一体誰と似ているというのだろう?

後ろから「おれだよ」と声をかけられた。

話をしていたのは母屋にいる猫のカグヤと洵たちのところにいる猫のポロ。

後ろから声をかけてきたのが風間洵吾、風間琴音の長男だった。

ふたり(二匹?)の話している内容から洵は洵吾に「死んでるの?」ときく。

そう洵吾は何十年も昔に大雨の後の川の濁流に呑まれて亡くなっていたのだった・・・

次の日、洵はこの家の主である風間琴音に呼ばれる。

「洵吾に会ったんだって?」

琴音は洵吾が亡くなってから洵吾の気配は感じるが会っていないらしい。

風の声が聞こえ、カグヤと話ができると言う琴音。

この家を早く出て行きたいと思っているナツ。

普段は明るくて優しいが違う一面を持っているナツの母の果歩。

ここは、とても不思議なところ。ここに住んでいる人たちは、みんな心の中に光と闇を持っている。そして屋敷自体もまた・・・・

これからどうなるのか楽しみです。

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2007年6月 4日 (月)

ウラナリ、さよなら

ウラナリ、さよなら まさか・・・こんな結末になるなんて・・・

『ウラナリ』から始まったシリーズ

両親の離婚でサクラは母親に引き取られる

母親が子連れの男と再婚し、そして母親に赤ちゃんが生まれる

こういう状況の中サクラは一人東京へ。

ハヤブサも両親の離婚により父親と二人暮らし

中3になりハンドボール部に入部する事に

そこへサクラが現れハヤブサウラナリと呼ぶ。

ウラナリ

結構背は高いハヤブサだが今まではずっと帰宅部で特にこれと言って何もしていなかったのだが・・・いきなりウラナリとは・・・

サクラとハヤブサは・・・・サクラの実の父親の再婚相手がハヤブサの母親だったと言う事でもしかしたら兄弟になっていたかもしれないという関係

めっぽう気の強いサクラにハヤブサは翻弄されながらもサクラに惹かれていく。

サクラはというと、こちらもハヤブサのことは好きだが素直に自分の気持ちを表さないことのほうが多く、東京の高校に進学することになると「ハヤブサとはあわない」という手紙をだしたりする。

ふたりの関係、二人を取り巻く家族との関係、それぞれの学校の友達関係が織り交ざってちょっと変わった環境での高校生活のお話という感じだったのだが・・・・・

最終話 サクラと話をしているハヤブサは自分の野望をサクラに話す。

ハヤブサの野望・・・それは「いつかとてもかわいいカノジョを連れて、サクラに会いに来ること

???どういうこと?

ハヤブサはサクラの事が好きなはずなのに・・・どうして?

一瞬の空白。永遠にも思えるほんの一瞬、ぼくはすでにサクラとは決定的に離れ離れになっていることを痛切に感じた。そしてこれから一瞬一瞬と、いまよりもっと離れていくことを。

「あっはははは」 サクラは笑っていた。

サクラ以上の女の子なんて滅多にいないのは認める。ましてそんな女子とぼくがつきあえる可能性が限りなく低いのもわかる。

やっぱりハヤブサの気持ちは変わっていないのに・・・

「そろそろ行けば」「遅刻すると、あたしに失礼だよ」

さっと風がぼくの太もものあたりを掠めていった。ぼくにはわかる。サクラがぼくを蹴ろうとしたのだ。だからそのあたりをさすってみせた。

「痛いなあ。わかった。行く」

痛くないのが、せつなくて痛かった。サクラのローキックは、なぜかぼくの胸を直撃した。

サクラと別れ、ぼくはこれから四十九日の法要が営まれる寺の本堂へと向かった。

これが最終話の最後・・・・・・ではないのです。

こうして最終話『ウラナリ、さよなら』が始まりました。

この結末を予想していなかった私は・・というかこんな事になるなんて・・・と呆然としてしまいました。

最終話の始まりに至るまでの愛と感動の物語を是非どうぞ。

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2007年5月12日 (土)

ラスト・イニング

あさのあつこの本ということで手に取った

題名はラスト・イニングラスト・イニング 見てのとおり野球のベースの表紙

ここでも特に何も思い浮かびはしなかった

野球の話が出てくる物語なんだな~と思ったぐらいで・・・

ページをめくってみると新田市営球場 巧 の文字が

これって・・・・バッテリーの続きなの?

バッテリー バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学 第6巻で終わりをむかえたバッテリー

でも話の終わり方はこの後は読者の想像へおまかせという感じだった

それが今まさに動き始めようとしている予感

読む前から感動!!

内容は続きとはいえ今回は瑞垣にスポットをあてた感じ

そうあの原田の球に魅せられた門脇の幼馴染(?)であり原田と門脇の対決の場である試合を全て手配した切れ者(?)

どこかさめた感じでもあるしオチャラケな感じでもあり、本心を他人に明かさない人物という気がするし、瑞垣自信も自分を演出している感がある

でも実際に熱い一面を発見し本人も驚いていたりして・・・・

バッテリーの続きということを除いても面白い

瑞垣を取り巻く面々の行動とそれに伴う瑞垣の心の動きもさることながら最後に出てくる監督にはニンマリさせられる

さめた瑞垣から熱い瑞垣へ・・・・とはいかないけど面白いと思えることが見つけられたかな?

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2007年5月 1日 (火)

天と地の守り人

天と地の守り人〈第1部〉

『精霊の守り人』から始まったシリーズの最終巻

作者によれば十年以上が経過し、とうとう最終巻をむかえる事になったようです。

新ヨゴ皇国の天子(天の神の子)として生まれたとされる父。

その清浄さを傷つけないために息子(チャグム)の暗殺を命じ、チャグムの母が息子の命を守るために宮から逃がすように女用心棒のバルサを雇うところから始まったのが『精霊の守り人』

精霊の守り人

天子であり続ける父と子の関係

国と国との関係

自国を守る事とは?

この世界と一緒に存在しているもう一つの世界がこの世界に及ぼす影響

そして人と人とのつながり

壮大なスケールで繰り広げられる物語

『天と地の守り人』では新ヨゴ皇国がタルシュ帝国に攻め込まれる。

それを阻止するためにはロタ大国と同盟を結び援軍を送ってもらわなければならない。

しかしロタ王国は何の益もない新ヨゴ皇国と同盟を結ぶ事を拒否する。しかしカンバル王国となら同盟を結ぶという。

ロタ王国とカンバル王国の同盟のためチャグムはカンバル王国へ。何度も命の危険にさらされるチャグムだがバルサたちの助けをかり無事カンバル王国とロタ皇国の同盟にこぎつけ祖国新ヨゴ皇国に帰ってくるが、祖国でも命を狙われる。

タルシュ帝国の脅威と共にもう一つ祖国を脅かすものが・・・・もう一つの世界ナユグに春が訪れその影響で川が氾濫する・・・・一刻も早く都の人々を高台に避難させなければ・・・・・

この二つの難題にチャグムは挑む。

何処に生まれるかということは自分では決められないが、生まれた場所で生まれた身分で自分にできる精一杯のことをやっているのがチャグムだと思う。それを支え導いてくれる人々。チャグムをわが子のように慈しむバルサ、そのバルサを母のようにも思うチャグム。人と人との繋がりの不思議や大切さが改めて感じさせられる。

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2007年4月 8日 (日)

図書館内乱

やっと読みました~

わぁ~!めちゃおもしろい~~~

読み終わった時の感想です。

図書館内乱

のっけから引き込まれてしまいます。

郁の親がついに来た、これは結構見ものだゎ。とドキドキわくわく。

母親は大なり小なり、まぁ何処ともこんなもんでしょう。父親は郁の事も結構わかってくれてるって感じでちょっといい感じ♪

両親が訪問という危機を無事脱出?してから・・・

図書館でハンカチを落としたのを気づかずにいた女の子に後ろから声をかけた郁、でも相手はそのまま歩いている・・・・これだ!

図書館内乱の中に出てきた本が一冊の本に・・・「レインツリーの国」

このブログの第一号で紹介した本でもありますが、この場面にでてきたんですね。

すぐにわかりましたが何とこの後ちゃんと本の題名も出てくるんです。コマーシャルもばっちり。

小牧二正と毬江ちゃんは母親どうしがお友達という事もあり昔からの知り合い。毬江ちゃんは中学3年のとき突発性難聴という病気にかかり、右側は完全に聞こえなくなり左側も補聴器がなくては聞き取りができない状態になった。

小牧二正が毬江ちゃんに「レインツリーの国」の本を勧めたため、このふたりの関係のないところで問題になり小牧二正が良化特務機関に連行される。

恋する女の子の強さを見せつけられたような、恋する女の子の気持ちがよく現れている部分でもあります。ここにでてくる男性のようにそういうのって男の人にはよく分からないものなの?それとも登場人物をそういう設定にしている?

何はともあれこの危機も無事解決。

この後も次々と起こる問題にもう目も手も離せません!!

一気に読み終えてしまいました。

あ~この次の「図書館危機」もすっごっく楽しみです!

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2007年4月 6日 (金)

ふれていたい

ふれていたい

十五歳だった私と、十七歳だった流の、あまりにも短くて、危なっかしくて、今にも壊れそうな物語。

中学三年の秋、純子さん・・・・彼女は私たちのコーチだった・・・の紹介で流に会って、フィギュアスケートのパートナーシップを組み、翌年の冬、カナダでおこなわれたフィギュアスケートの世界選手権大会に出場した。

大会が終わって春が来て、私が高二になった時、流は京都の大学へ進学し、「渡良瀬・佐藤組」は解消された。

世界大会でふたりの演技がすべて終わったその直後に、私は流に自分の気持ちをぶつけてみた。

「ナガルが好き」と。「すっと好きだったの」と。

私は流をとてもとても好きだった、にもかかわらず、流に「好き」と言ってしまったあとは、もう何も、欲しくはなかった。

希望とか未来とか、そういうものをいっさい持たない、一輪の切り花みたいな恋。

「どこの大学へ行くとか、どこへ旅するとか、きょう何を食べるとか、どんな本を読むとかそういうことは全部自分で決められるのに、誰といつ、どこで出会うかだけは、自分で決められないって、何だかしゃくだと思わないか?もしも俺が、出会う人間の順番を自分で決められるとしたら・・・・・・」流が言った。「・・・・・」のところには、どんな言葉が秘められていたのか。

流には、ひとみさんという彼女がいた。私はひとみさんが大好きだった。青空みたいに晴れた人。澄んだ瞳の持ち主。きっと心には、一点の曇りも翳りもない愛を棲まわせているに違いないと。

あれから四年。

今の私なら、もっとも安全な浅瀬を選んで、あるいは、最初にちゃんと橋を架けてから渡る。それなのに、裸足で渡ってしまうのだ。たぶん、私だけじゃなくて、十代の女の子なら、誰もが。

一心に思いつめて告白しそれで満足してしまう。確かにそういう年代であるかもしれない十代。かなわぬ恋だとわかっていても伝えずにはいられない思い。あぁ、若いってこういうものなのね・・・と思いにふける。年齢を重ねるごとにその後に待ち受けているものを考え気持ちを伝えることをためらい、現状維持のまま過ごしていくものかもしれない。

宗治と出会ったのは今年の春。

私の入っているサークルと、宗治の大学の水泳部は昔から毎月一、二回、交流会と称する飲み会を催していて、四月の新入生歓迎コンパの会場で、先輩から宗治を紹介された。

遅れてきた宗治を、先輩は新入生たちひとりひとりに、引き合わせているようだった。

「この子はね、佐藤可南子ちゃん。ほら、フィギュアで活躍してた」と先輩。

「すんません。フィギュアスケートって、僕、スポーツというより、なんやアート・パフォーマンスみたいなもんかな思うてました。スケートなんか、今までに一度も、見たこともなかったです。失礼しました。」と宗治。

その日、その時、宗治のその言葉に、私は見事にノックアウトされてしまった。なんだか妙にうれしくなった。気持ちがすうっと軽くなった。いったいなぜなんだろう。どうしてあの一言が、そんなにうれしかったのか。

一度有名になると、周りはどうしてもそういう目で見てしまうし、本人も周りからそういう目で見られているんだろうな~と感じているところがあると思います。可南子の場合はフィギュアスケートで活躍していたという事が何かにつけて自分に付きまとっていると感じていたんでしょう。宗治はスケートを見たことがないという・・・・スケートをしていた自分を知らない・・・・そういう気持ちはとっても新鮮なもんじゃないかと思います。

宗治の大阪弁がとてもやわらかく心地よく聞こえてくるような気がし、流とは違って宗治と可南子は日常的な友達(恋人?)という感じもわかるような気がします。安心感があり自分の気持ちをちゃんと考えられるといった感じでしょうか?

バリ島で偶然流の痕跡を見つけ、会いに行ったときはどうなる事かとドキドキしましたが、可南子には流とは後に続く日常がないとわかっていました。

それをちゃんと言葉にできたのも宗治の言葉が浮かんできたからでした。

読み終わった後、心がほんわかした気持ちになります。

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2007年4月 1日 (日)

ありがとうございません

ありがとうございません

ありがとうの代わりにすみませんと言うことはできるが、アイム・ソーリーサンキューの代わりには使えない。

とちょっと変わった題名のエッセイ。

エッセイは日常生活で実際にあったことを文章にしているので

ほ~と感心したり、エッ?と思ったりと身近に感じられます。

これは壇ふみのエッセイですが、こんなところテレビの中の雰囲気と一緒だわぁと思えたり、キャッシュカードが使えないの?と意外な一面を垣間見ることができたりしました。

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2007年3月26日 (月)

若おかみは小学生!

若おかみは小学生!―花の湯温泉ストーリー〈2〉

両親を亡くし、春の屋の祖母のもとで若女将として旅館の手伝いをしているおっこ(関織子)。

今回は有名な旅館評論家(藤堂太郎)が取材をかねて春の屋に泊まることになる。

同じ時綺麗な母親とぷくぷくと太った女の子(まや)が泊まりに来る。

太っている事を気にしているまやは旅館の食事をとろうとしない。しかしこっそりとお菓子を食べている。

それを知ったおっこは、まやに一日若女将体験をしてもらう。旅館評論家の藤堂も面白そうだと一緒に参加。

はてさて、まやは普通の食事ができるようになるのか?藤堂のかく春の屋の記事は?

この旅館をずっと見守っている幽霊のウリ坊やライバルの旅館の娘でおっこの同級生・秋野真月の姉である秋野美陽の幽霊もあらわれ目が話せない?展開。

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2007年3月22日 (木)

ハードル

アニメ版 ハードル

中学受験目前の麗音は文具店で同じクラスの浜田博が万引きするところを目撃した。

盗んだ品物を返して謝る事を条件に万引きの事は誰にも言わない約束をしたが、浜田博は手紙と万引きした品物を袋に入れ文具店の前に置いてきてしまう。

文具店の北野のおばあちゃんがそれを落し物と勘違いし、ちょうど通りかかった教頭先生に手紙を読んでもらう。

教頭先生は驚いて犯人探しをする。

麗音が万引きの事を黙っているのをいいことに浜田博は目撃者と偽って麗音を犯人に仕立て上げてしまう。

担任の中川先生もお母さんも麗音のことを信じてくれない。しかしクラスの仲間達は麗音がそんな事をするやつじゃないと朝学校に一緒に行くために誘いに来てくれる。

中川先生はクラス目標『自分の目で見よう。自分の心で感じよう。信じられるもののために、勇気を出して行動しよう』が根付いており自分ができていないと反省する。

この後、中学2年生になった麗音は引っ越した先でいじめにあい、自分でケリをつけに行って意識不明になる。

この学校に転校してきた時、担任の先生は麗音の髪が茶色である事から黒く染めないといじめにあうと忠告する。もちろん染める事は校則で禁止されている。茶色に染めるのは校則違反で黒に染めるのはいいのか?麗音はあるがままの自分でいようと黒には染めなかった。

先生は麗音がいじめにあっているのを知りながら「だから忠告したでしょ。今更相談されても困るからね」の一言

麗音が意識不明になったときも「試験前の大事な時期なんだから、有沢君(麗音のこと)の事は忘れなさい。」

これは物語の中のことですが、それにしてもこの先生の対応・態度はひどすぎます。実際にはこういうことが無い事を願うばかりですが、ニュースで聞く学校や先生の対応も似たようなものかと感じられ,そのたびに怒りと悲しみが湧き上がってきます。

勇気を出して正しく生きようとする事が何と難しい世の中なのか!

この本はアニメ版で読みやすくなっているのでいじめの事や勇気を持って立ち上がることを小さいうちから知っていて欲しいです。

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2007年3月17日 (土)

少し変わった子あります

少し変わった子あります

何となく不思議な話である。

読み終えた今も??といった感じ。

大学の先生が後輩に教えられた店へ行った時の出来事を話している。

その店に行くきっかけとなったのは後輩が行方不明になったため店のことを思い出し電話してみたのである。

店といっても固定の店舗を構えているわけではなく、毎回違うところで料理を食べさせてくれる。

それに店の名前も無く女将の名前もわからない。分かっているのは店の電話番号ぐらいである。

女性と一緒に食事をし二人分の料理代を払うというシステムだが、女性がこれといってすることは無く一緒に食事をして少し話をする程度、もちろん女性も一度限りで同じ女性とまた一緒に食事をすることは無いし、これまた名前を聞くこともできない。

店は静かなところで、女性の食べ方は非常に美しくといったところが共通点だろうか?何も話さなくても満足して帰れるとその先生は感じているのである。

最後の章で・・あれ?この女性の話、前に出てきてたような気が・・・それにこの店には今回で二度目って言ってるけど結構沢山行っていたはずなのに・・・・

ここではじめに書いた??が出てきたわけです(内容も実は??が多いのですが)

そこでもう一度見てみると後輩から教えられた小山先生がこの先生なら店のことを紹介してもいいかな?と思い、次の機会に話すよといっていた相手が最後の章でお店に行っていた先生だったんですね。(注意散漫でした^^;)

小山先生は一体どうしたのか?

なんともはや、不思議なお店の不思議なお話でした。

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2007年3月10日 (土)

吾郎とゴロー

吾郎とゴロー

吾郎はこの春、帝都大学医学部を卒業し、医師免許を取ったばかりの研修生。

全国から集まったよりすぐりの秀才の中でも特別に優秀な医学生だった。

卒業後の研修先として、最新設備が整い、高名な医師がずらりと名を連ねる、本院の内科を希望したが、分院に配属されてしまった。

分院は本院とは正反対の前近代的な病院で、医療機器も十分にそろっていなければ建物も老朽化している、どうしようもないおんぼろ病院である。

こんな病院で働いていたら、最先端の医療から取り残されるんじゃないか?

一日でも早くおんぼろ病院を脱出して、もっとまともな病院で研修する。来年の夏にはアメリカの大学院へ進学して遺伝子治療を専攻する。

吾郎は不満たらたらである。

一方、ゴローの方ははうすいブルーのパジャマを着た若い男の患者だった。肌が透きとおるように白いほかは特に変わったところはない、そこらのへんの街頭でギターをかき鳴らして歌っていそうな長髪の若者だった。

しかし患者であったのは6年前。吾郎がゴローと出会った日のちょうど6年前この病院にかつぎこまれて、その13日後に亡くなった・・・・幽霊だったのだ。

吾郎にグッド・バイブレーションを感じで姿をあらわしたらしい。6年間ずっとそういう人間を探していたと。

それから毎日午前1時から一番ドリが鳴くまでの間、病院の中庭のフェニックスの木の下で話をするようになる。

吾郎の夏休み・・・恋人と旅行がダメになったため姉の家族旅行に行く事になった(義兄が行けなくなったため)。ただで海にも行けて美味しいものが食べられると思ったのに甘かった・・・

双子の姪っ子の相手がそれはそれは大変で・・・病院で仕事しているほうが楽なくらい。でも幽霊の話をしてやった時の姪のレミの言葉にはっとする「ゆうれいってどうして出るの?」

ゴローは何かしら、この世に思いを残してきたに違いないと。

ゴローの頼みに一肌も二肌も脱ぐ事になる。今まで他人のためにこれほど一生懸命になった事があるだろうかとちょっと自分が不思議に思う。

ゴローの頼みを聞き届ける事ができ、吾郎は気づく。

がむしゃらに走っているうちに、いつのまにか大切なものをどこかに置き忘れてきたのかもしれないと。

医者はエリートであってはいけない。庶民の味方なのだから。医者である前に一人の人間だということを。

吾郎とゴローの話は笑え、読み終わった後にじ~んとくるお話です。吾郎にとってもゴローにとっても2人が出会えてよかったです。幽霊のゴローの頼みはちょっと意外なものでしたよ。

吾郎のようなお医者さまが増えてくれるとうれしいですね。親身になって話を聞いてくれたお医者様は心に残っているものですね。

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2007年3月 9日 (金)

アナザーラブ

アナザーラヴ

8人の中学生がそれぞれ自分の援助交際を語る。

これってフィクション?実話?

『はじめに』を読むかぎり実話のような気はするが、これが実話なの?

援助交際について色々ニュースにもなったが何だか現実ではなくテレビの中(ドラマ)だけのような気がしていた。

実話であるならすごく悲しい。彼女達だけが特別どうのこうのというわけではなく誰にでも起こりうることであるだけに怖い。

実際、思春期の子ども達に接するのはすごく難しいしコミュニケーションをはかろうとしてもウザがられたり、はたまたそういう自分に疲れてしまっている事もある。子ども達にとっては大人なんだからと思うかもしれないが大人であっても、何時いかなる時でも子どもの気持ちを推し量ろうとすることは無理。(大人だって言い訳を並べ自分を正当化したい)

かといって子どもの事を考えていない親はないはず。無理な事かもしれないが手を差し伸べて欲しい気持ちを話してほしい。(気づいてくれよ!と思うかもしれないが・・・)

自分の本当のことを話せる人にめぐり会え新たな一歩を踏み出せたユウコの話この本の題名にもなっている『アナザーラブ』がせめてもの救いである。

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2007年3月 7日 (水)

たゆたいサニーディズ

たゆたいサニーデイズ

ありふれた学校生活の中でちょっとありふれていない事が起こったりの一年間です。

春のしずく 3年生が卒業して合唱部は3年の宮本耕哉と2年の葉音梢の2名になってしまった。音楽室の前にぶら下げている入部希望者が名前を書くノートに『中村雫』の名が記されていた。

春休みにわざわざ学校に来て合唱部の見学もしくは入部したいと思う人が居るはずもなく(居たら部員が2名だけってことになるはずはない!)『中村雫』という名も雫という字から偽名だと判断。結局、音楽室の窓から運動部の練習を見たいと思った人が怪しまれるのを避けるためノートに名前を書いたのではないか?と推測する。

夏のにおい 合唱コンクール。男子が真面目に練習しないため中々うまくいかない(これはよくあること)。新聞社からインタビューを受けるほどの野球部のピッチャー渡来が男子をまとめてくれたのか?本番では結構良い成績をおさめることができた。

卒業アルバム委員会。2年の間はやる事がないと思って委員になったのに早々と委員会が行われることになったが担当の名達先生は来ず窓から見えた先生を呼びに行った梢だが『泥棒騒ぎ』が起こる。野球部の部室が荒らされていた。しかし犯人を見たものは居ず他の部室も調べてみるが何処に行ったのか?消えてしまっていた。とられたものは何もないと渡来はいう。

秋のとばり 野球部がベスト4敗退。ピッチャー渡来のエラーでサヨナラの1点を取られてしまった。使っていたグローブはいつもと違う物らしい。野球部の部室が荒らされたときグローブを盗まれていたのか?

文化祭。 前日に試写会を開きDVDをそのままにしていたが当日朝DVDがなくなっていた。探したがDVDは割られた状態で発見される。

冬のむこう 野球部の練習試合。渡来は投げず、しかしバッターとしてツーベースを打つ。

梢は文化祭の時にもらっていた文芸部の機関紙に『中村雫』の名を発見。題は『中条鉄雄 最後の夏』(5年前の野球部のピッチャーの事を書いたもの)。

これにより『中村雫』の正体が判明する。

音楽の先生の永井先生の怪我、野球部部室のぼや騒ぎと事件は続く。

野球部の部室を荒らしたのは誰なのか?DVDを割ったのは?ぼや騒ぎと永井先生の怪我の関係は?

宮本耕哉の推理と葉音梢とのやり取り、梢の気持ちは?

エピローグ 春 3年生が卒業し合唱部は葉音梢の1名になってしまった。もうすぐ新学期。

ちょうど3月卒業式シーズン。本を読みながら学生時代の何でもないことがよみがえる。放課後遅くまで残っていて、しんと静まりかえった校舎。コンクリート塀に囲まれた部室(夏の部室は蒸し風呂のようだった)。授業の事は覚えていないのに放課後の事は懐かしく思い出される。

ところで宮本耕哉と葉音梢。同じ部活でしかも二人だけなのにどうしてただ単なる先輩と後輩だけの関係以上に発展しなかったのかな?

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2007年3月 5日 (月)

早送りの人生

早送りの人生 愛につつまれた最後の日々

身体を動かす事が大好きで何でも自分でやってきた英語教師のダーシーが33歳の時ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断される頃からの一年間を綴る。

恋人はいつでも作れる(?)が子どもはタイムリミットがある。ダーシーは子どもが欲しかった。

人工授精を考え精子バンクに申し込みをし33歳の夏ごろから人工授精を始めようとしていた。

一方ロクな思い出がないデートサービスに何故だか3月のはじめに登録してしまっていた。しかしやはりいい人は現れず入会期間も残り僅か、きっとこのまま脱会するに違いないと思っていた矢先・・・・面白くて、好感が持てて、ちっとも誤字脱字がないメールが届いた。

送信者はスティーヴという男性。

彼のプロフィールはダーシーと同じ活動的で、ランニングやハイキングの好きなアウトドア派。中々のハンサムで見たところエネルギッシュで優しそう。

6月から始まったメール交換は途絶えることなくお互いに惹かれ始める。

精子バンクの事を話すべき?

悩んだ末、正直に書いてメールを送る。

しばらくメールチェックをしなかったが返事を見てびっくり。自分も子どもが欲しいとスティーヴ。近いうちに会おう。実際に会ったらお互い幻滅するかもしれない。それならそれで構わない。ひょっとして恋に落ちる可能性も無きにしも非ずだがと彼は言った。

5月になった頃から右脚が突っ張るように感じていたがスティーヴと人工授精に気をとられているうちに6月が過ぎ、走るのはもちろんの事、歩くのもつらくなっていた。

スティーヴの待つ空港の通路を進みながらのろのろとしか歩けない自分に腹が立つ。

正直心のどこかでスティーヴを疑っていたが彼の押し付けがましくない自信、ユーモアのセンス、優しい人柄にすっかり夢中。

初めて彼に会った日の翌日、朝からハイキングを楽しんだ後、夕方になって帰りの便をキャンセルした。急いで帰ることはない。

9月15日、スティーブと一緒にジョン(ダーシーの友で神経科医)のもとを訪れEMG(筋電図)をとってもらう。右脚の腓骨神経に問題があると判断。たいしたことがなくてよかったと思っていたが、スティーヴが左脚もおかしいことに気づいたと・・・左脚の検査背中の検査もした。結果は明日。

「ひょっとしたら厄介な病気かもしれない。神経筋専門医の予約を取り付けている。」とジョン。

ジョンの努力にもかかわらず予約は一ヶ月も先。まさに地獄のような毎日。

たまりかねてジョンに聞く「他の病気じゃない?」

ジョンの答えは「まだ死ぬと決まったわけじゃない」だった。

ALSだと診断されても生きる事への思いを失わず周りの人の愛を感じ、また周りの人へ愛を注ぐ。

恋愛して子どもを生み、その子の成長を願う。たった一年間の出来事だが濃厚で凝縮された早送りの人生だった。

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2007年2月28日 (水)

世にも不幸なできごと~ぶきみな岩屋~

世にも不幸なできごと (11) ぶきみな岩屋

家が火事になり両親が亡くなったと聞かされた朝から3人の姉弟妹には数々の不幸な出来事が起こっている。

著者はハッピィーエンドで終わる物語がお好きならこの本は今すぐに本棚に戻したほうが言いというような事を言い続け

今回もまたじめじめした話は嫌だろうから楽しい本を手に取ったほうがいいのではないだろうかと言っている。

誰が味方で誰が敵か?ヒヤヒヤ・ハラハラ・ドキドキの物語

いつになったらこの姉弟妹は幸せに暮らせるのだろうか?

軽快な調子と言葉の意味を盛り込みながらお話は進んでいく。

著者も物語の中で何回もこれ以上読まないほうがいいと言われるが、

ハッピィーエンドではないと解っていながらついつい読まずにはいられない。

しかしハッピィーエンドへの道のりもまもなくやってきそうである。

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2007年2月26日 (月)

The MANZAI 3

The MANZAI〈3〉

中学2年の秋転校してきた瀬田歩。

秋本貴史に巻き込まれ文化祭で『漫才ロミオとジュリエット、ホンマはあんたがアホやねん』のジュリエット役をやらされたが、

中学3年になり今度は夏祭りで漫才をやらされる羽目になってしまう。

歩にとってはとっても迷惑な話である・・・という感じではあるが、文化祭でのあの喝采?感動も心の奥からわきあがってくることもあり、

仲間達は本音で話せる失いたくない存在であり最後には自ら進んで漫才をやると決める。

以前の歩は

不用意にこぼれ落ちた言葉は、取り返しがつかない。不用意な分、鋭利なナイフみたいに危険だ。他人を傷つけるし、自分を切り刻む。言葉は怖い。

些細なことでも、本音をさらしたくなかった。適当な会話とか、曖昧な笑みでごまかして、生々しくぶつかり合うことだけは避けたかった。

今でもその思いは変わらないが秋本といると

自分の内だけで止めておいた言葉や、口に出さぬままかみ殺せた思いがこぼれ落ちる。寸止めができない。

本音で話せる友達がどれだけいるだろう。

本音で話す事だけがいい事だとは思わないが本音で話せ本音で受け止めてくれる友達というのは中々得難い存在だと思う。

そのほか思春期の男の子の母への思いや好きな女の子への思いのちょっとした事柄がなるほどと思われ、何より秋本とのなんでもない会話が既に漫才のようで面白い。

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2007年2月24日 (土)

たそかれ

たそかれ 不知の物語

人間に見られると大変な騒ぎになってしまう河童。

人間に見られて大騒ぎを起こしてしまったために里を離れなければならなくなった河童の八寸の家族。

八寸は小さかったので一人(?)里に取り残されてしまった。

猫の姿になり人里に修行に出された八寸は人間の少女「」と暮らすようになるが、河童の姿に戻ってしまい、あわやというところを麻と犬のチェスタトンに助けられ里に戻る事ができた。

一方、月読族の不知は一族をみんな殺され一人ぼっちでいたころ美しい音楽に引き寄せられ人間のと友達になり里を離れてしまう。

長老もそろそろ隠居したい年、後を任せられるのは不知しかいない。

それほど不知は賢く霊力の高い河童なのである。

そこで不知に里に戻るよう説得するため八寸が向かう事になる。

長老は不知に姿を隠す珠を持たしてくれるが、不知がいる学校の古いプール(取り壊される予定)にたどり着く前に学校の生徒に見られちょっとした騒ぎを起こしてしまう。

麻はその騒ぎを知り、八寸に会えるかも知れないとプールの近くに行って見たりした。

八寸は不知に長老に言われた話をするが一向に聞く耳を持たない。しかし麻との話をきき不知も司との話をする。

60年間ずっとプールで司を待っていたのだった。

プールが取り壊されてしまう前に不知を司に会わせてあげたい。

不知と司、八寸と麻それに音楽で自分を取り戻す事ができた麻の同級生の河合君。

それぞれの思いが繋ぎ合わさって不知が司に会え里に戻る事になるまでのお話が盛り込まれています。

だれにでも見えるものしか見ようとしない人間と目に見えるものしか信じない人間達

人の目には見えないはずの河童の姿が見えたりする人間達

河童からするとこの2種類の人間に分けられるようです。

あなたはどちらでしょうか?

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2007年2月21日 (水)

空の中

空の中

1月7日 高度二万メートルに達した時、民間航空機が爆発炎上した。

そして2月12日 同じく高度二万メートルで今度は自衛隊機が爆発。

高度二万メートルに何かがいて、それにぶつかったらしい。

人は必ず死ぬとわかってはいるが子供にとっての親はその例外である。

どんな危ない職業についていても親だけは死んだりしないというか親が死ぬということなんて想像の範囲外である。

でもその時はいつかは訪れるもので、この事故で2人の子供はそれぞれの父親を亡くしてしまう。

瞬は父を亡くした日クラゲのようなものを見つけ幼馴染の佳江のせいでそのクラゲモドキを飼う羽目になった。一人ぼっちになった瞬はそのクラゲモドキ(フェイク)を家族のように思いフェイクも瞬の事が好きになっている。

しかし父が亡くなったのはこのフェイクの大型のものにぶつかった為だった。

瞬はフェイクに仲間を食べろと命令してしまう。

もう一人父を亡くしたのは悲劇のヒロインとして父の無念を晴らそうと行動している真帆。

その真帆に誘われ、間違っていると思いつつも間違っているけど、間違ったほうでどんどん押し進んだら、一周して正解に着くかもしれないと真帆のところに行ってしまう瞬。

クラゲモドキのおおもとディックとのやりとりや

瞬のお父さんの同僚の光稀と事故調査委員として派遣された高巳との行方も気になるところではありますが

真帆の気持ちと母との関係に心がが惹かれます。

真帆の周りには一緒に行動している団体の人や入院している母がいたが一人ぼっちだと感じていた。瞬は一人ぼっちのはずなのに回りには真剣に瞬の事を思ってくれている佳江や宮じいがいた。

自分のほうが一人ぼっちの瞬よりは幸せなはずなのに・・・・と思ってしまう真帆。

真帆の父が亡くなったときに母が言った言葉  あなたがあんな事を言わなければ・・・・

親は時として子供に言ってはいけない言葉を投げかけてしまうものです。

それが子供にとってどんなにつらい事か・・・でもその時には言わずにはいられない。

親といえどもいつも強くはないのです。

そのことが真帆を追い込んでいってしまったのですが・・・・

それを教えてくれたのは宮じい。

人生の経験をつんだ人はさすがに重みがあると感じた場面でした。

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2007年2月19日 (月)

あの空をおぼえてる

あの空をおぼえてる

光の川の中を妹のウェニーが飛んでいた。光の人と一緒に僕の前を飛んでいたんだ。

ウィルとウェニーの兄妹はトラックに轢かれ妹は死んでしまった。

兄も病院で心臓が止まるが電気ショックで再びこの世に戻ってきた。

このお話はウィルが妹宛に日々の出来事や思いを報告した手紙である。

事故があってウェニーが死んでしまい悲しさと後悔の中で家族の気持ちがバラバラになってしまう。

ウェニーが死んだという事実はわかっているが両親は気持ちがそれについていけない。

事実を受け入れ悲しみを乗り越えて亡くなったウェニーと共に新しい命を受け入れ再び家族の絆をとりもどしていく事ができるまでの感動的なお話です。

親にとって子供を亡くしてしまうということは耐え難い苦しみだと思います。親よりも長生きしてくれる事が最高の親孝行だということを子供にはわかってほしいです。

そしてどの子も親にとっては同じように愛しているし生きていて欲しい存在だということも。

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2007年2月13日 (火)

コドモであり続けるためのスキル

コドモであり続けるためのスキル

小学校の五年半の間学校に行かなかった著者が自分の体験をもとに

生きづらさを分析していく。

今までは自分のことで精一杯だったけど少しだけ次の世代に、これから育ってく人々が少しでもよい社会に生きていけますようにと。

いつまでいてもいい、いつ出て行ってもいい、そしていつでも戻っていていいものとして、生きづらいコドモのための居場所をととのえたい。

生きづらさは、消えることも、減ることもないだろうけど、それを抱える仲間が居て、相手を尊重することを通して自分を尊重できるような、自分を大事にすることの延長に相手を大事にすることがあるようなそんなつながりの可能性。

人はたとえ生きづらくはあっても、けっしてひとりぼっちではないはずだ。

コドモであり続けることは次の世代のことを考えること。

おとなとは違ったかたちで誰かのために何かをするということでもあるのかな。

ちょっと難しい話ではありました。

学校ではみんな平等でスタートラインが一緒、頑張れば頑張るだけの成果があるはず・・・というわけでは決して無いということ。それは当然のことなのだけど表面にはなかなか現れてこないもののようです。

学校で一人になることの不安から何とか自分を取り繕って回りにあわせようとしているんだけど、何故だかやっぱり浮いているような気がするとか、仕事をしていてもわいわいがやがやの中に入っていけず、いい子ぶってるって思われたり、ここでもやっぱり浮いてるかな・・・ということが、ままありました。

実際に不登校やひきこもりになったわけではないですが、そういう生きづらさというのは誰にでも起こりうることだと思います。

普通に学校を卒業して、就職して、母になって、大人じゃんと思われている人の中にも家庭の中に居ても親子関係に息が詰まったりということも・・・

逆にコドモのほうもそう感じているであろうことはわかるけど大人だって、大人だからというだけで、いつも何でもできるわけでもなく、常に平静で居られるわけもありません。

この本はそういう大人向けというわけではなく今から大人になっていくであろう若い人が生きづらさを感じた時、自分だけではないということと、生きづらさと共に生きていく事を感じてくれればいいかな?ということなのかなと思います。大人の人にとってもかも・・・です。

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2007年2月10日 (土)

ホンマに運命?

ホンマに運命? (1) 幸運は大胆に味方するの巻  ホンマに運命?2 恋は宇宙的な活力である

ホンマ めちゃおもしろぉて ええ話やわぁ

『華』という女の子は自分は タマノコシ運 があると小学校の時からずっと信じていたんや

ほんでもな中2の時 おばさんから 「いくらタマノコシ運があったかて結婚するような年になってお見合いで いい人が見つかるやろと思うてたらあかんで~お見合いていうても そんなたまのこしな人 来るわけあらへんわ 

今のうちに いい人おったら 手~つけとくんや」って言われたんや

華は思ったんや ホンマにそうやなぁ そやけど ええと思てた人があかんかったらキャンセルできるんやろか?

「あかんと思った時はやめといたらいいんや ええ男の人は

やめてもすぐにまた ええ人ができるから キャンセルしてもいいんやで~」

と言うような事をおばさんは言うてくれたんで安心した

華にはええと思っていた男の子がいたんや

その男の子は中3で 会田宝石店の跡取り息子 

顔もようて 頭もようて それにお金持ち

タマノコシには ピッタリの相手や

会田先輩は文化委員長 華は文化委員に立候補して委員の座を勝ち取ったんやけど・・・・

親友のあつみに「会田先輩のこと、なーんぼ考えたって、なーんにも彼にはつたわれへんのよ。」と痛いところをつかれ・・・

タマノコシ運の話な、小学一年のときから、あんたから聞いてるけど、そんな少女マンガみたいなこと、いっぺんも起こったことないやないの」

「あのさあ、そのタマノコシ運っていうのは、ほんまにほんまやの?」

ということで もう一回占ってもらうことになったんや

そしたらもう・・タマノコシのタ字もないね むしろその逆や って

それに わがまま、やりたいようにしかやらない、人に指図されると腹を立てる 他にもまだまだ

依存心の強いところがある、表面的には大ボケ、一見おっとりしていて、おとなしそうで、人の言う事を素直に聞くかのように見えるけど、その実、自分が気に入った意見しか聞かへんetc.

もう言われ放題やった

でもまぁそれがいい結果?をもたらす事にはなるんやけどな

ここまでが ほんのさわりのとこで この後色んなことが起こるんやけど

それがもう たまらんぐらい面白い

今のとこ 2巻まで出てるけど もう次が待ちどうしいくらいや

と・・・こんな感じでしょうか^^;

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2007年2月 7日 (水)

くじらの彼(Sweet Blue Ageより)

Sweet Blue Age

出会いは合コン

国家公務員相手の合コンという事で誘そっていたがその国家公務員が自衛隊という事で直前にキャンセルされその穴埋めに友達に頼まれて参加した中峯聡子。

まぁそんなわけで女の子の知り合いもいず、頼みの友達も他で盛り上がってしまい何となく間を持て余していた。

一方、友達のおじさんが突っ込んでおいたという顔のいい奴は幹事役の冬原春臣。

見てくれが良くてソツがなく自分がもてると確実に知っていそうなタイプで気後れするものの顔は非常に聡子好み・・・というわけで聡子は冬原をでチラチラ見てしまっていた。

周りを盛り上げた幹事役の冬原はその視線に気づき聡子に声をかける。

「俺の顔、何かついているかな」

「好みの顔が前に座っているもんだからつい」

「暇だから鑑賞に走ってしまいました」

「別に見ていないで話せばいいじゃない、それとも顔にしか興味ない?」

と始まった会話

聡子は「潜水艦が潜るときってどんな?」と聞く

冬原は意外そうな顔をして説明する「潜水艦乗りからすると世間の人は潜水艦が『潜る』と言う人と『沈む』と言う人の二種類いる」

「だってクジラは沈むとか言わないじゃない」

と付き合うことになった二人

呼び方が「冬原くん」から「ハル」へと変わった頃

「俺との付き合いもそろそろ考えどころかなって」

と言われる聡子

今までは潜水艦がドックに入っていたため普通に連絡が取れていたが

「今後は遠距離恋愛になります。結構きついバージョン。長い航海が増えるからね」

「どれくらい『きつい』か分かんないけど、我慢したいから」と聡子

「でも、もし我慢できなくなったら、俺と連絡取れなくても聡子が別れたときに別れたことにしていいよ」

こういう言い方は女性を自分勝手に縛り付けたくないと思う男心かもしれないけど逆に女心を不安にする時もあるのよね。あなたは別れても平気なの?と・・・・不安になるとついついマイナスに考えてしまうものなのです。

「聡子が待てなくなったらいつでも辞めていいって言うのは大前提だけど、でもやっぱりできるだけ待ってて。聡子が待っててくんなきゃ嫌だ」

そうそう、こういう言葉が欲しいんですよ。

ここに至るまで色んなことがありましたがそれは読んでのお楽しみ。

横須賀である事件が起き、自衛隊が災害出動

冬原の乗っていた潜水艦が『きりしお』で横須賀で座礁

これって2/1に紹介した『海の底』に登場した潜水艦なんです!!

あわせて楽しんでください。

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2007年2月 6日 (火)

Blue tears ~10年をめぐる物語~

Blue tears―10年をめぐる物語

15歳になる一ヶ月前に愛する父を亡くした藍(あお)。

父は毎年藍の誕生日に渡してほしいと母に手紙を託していた。

これから人生で迷うこともあるのに、大切な時に傍にいてやれなくて申し訳ない・・・せめて一年に一度くらい手紙でアドバイスしたい・・・と。

16歳になった藍へ・・・17歳になった藍へ・・・・

その手紙は二十歳になるまで続いていた。

二十歳の誕生日 

「藍へ。二十歳の誕生日おめでとう。お父さんの手紙はこれで最後になります。」

21歳の誕生日には父からの手紙はなかった。

父からの手紙は藍にとって人生の方位磁石であり、いろんな場面で助けられていた。

そして24歳のクリスマスイブに婚約、翌日のクリスマスの日に母からコバルトブルーの封筒を渡される。

『花嫁の父の言葉』

これが本当に最後の父からの手紙だった。

子どもを残してこの世を去らなければならなくなった時、父は何を思うのだろうか?

藍の父はその思いを残すことができたが、突然の死に襲われる人もいるだろう。

父の思いをそっと考えてみたりする。

花嫁姿を見てほしかった・・・

孫の姿を見せてあげたかった・・・・

子どもが思うと同じように父も思っていたかもしれない。

父・母・藍の思いがきれいな写真とともに伝わってきます。

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2007年2月 4日 (日)

キャンディー・キャンディー

キャンディー=あめ?という会話(1/29 キャンディーより)から

もう一度キャンディーキャンディーを読んでみました。

小説版を読むのは初めてです。

思わずテレビの歌詞を思い出します。

そばかすなんて 気にしないわ~♪

はなぺちゃだって だって だって お気に入り~♪

おてんばいたずら大好き かけっこ スキップ 大好き

私は 私は 私はキャンディー♪

孤児院で育ったキャンディー 

でも、いつも元気で明るく活発

おてんばいたずらも大好きというところが憎めないところですね。

出会ったその瞬間から人を好きにさせてしまうその性格とってもうらやましいです。

それが意地悪される原因でもありますが・・・・

アンソニーとの別れ、テリーとの別れを乗り越えて

自分の道を歩いていくキャンディー。

養父ではありますが若いアルバートさんとの今後の展開が

とても気になります。

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2007年2月 3日 (土)

あかね雲の夏

あかね雲の夏

会社が倒産し女友達のところで職探しと言いながら

のんびり過ごしていた俊太のところに父親からの電話

本家の大叔母さんの千代子さんが亡くなったので

葬儀に帰って来いという話

実家に帰ると自分の部屋はなくなっており

弟の結婚相手が同居しているという

帰ってきて実家に住むことは無いと思うが

何だか俊太の心は複雑

葬儀の日 父親は本家の輝政(千代子さんの息子)に俊太を紹介する

本家が経営する会社に就職させてもらうため葬儀の呼び寄せたようだ

千代子さんは亡くなる前まで田舎に一人で住んでいたようで

その家をどう管理するか決まるまでの1、2ヶ月の間

そこで住んで欲しいと頼まれる

どうしようかと迷っているところに女友達からの電話

コネによる就職の話で部屋を追い出されることになった俊太は

田舎の家に住む事に

隣の人は何する人ぞ という都会の生活とは違って

いきなり庭に近所の人がいるということも全然不思議ではない所

今も残る田舎の生活?に戸惑いながらもだんだんと慣れてくる俊太

千代子さんが亡くなったせいか食事ものどを通らずやせ細る犬の九郎 

話しかけても返事をしない心を閉ざした少女智穂

智穂のおかげで九郎は元気を取り戻していき

また智穂も俊介との関わりにより心を開いていく

この村での生活により何だか吹っ切れたような気がし

俊介は迷いながらも前に進もうと決める

最後の日のお祭りは村の人たちだけで作り上げているもの

人間関係の煩わしさや行事の大変さなどで

最近はめっきりなくなってしまったお祭りや地域とのつながり

また仕事で忙しく子どもを顧みる余裕がない両親

失われつつあるものの中にも大切なものがあるという思いが残ります

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2007年2月 1日 (木)

海の底

海の底

米軍横須賀基地の春の桜祭りの日

海上自衛隊が誇る最新のおやしお型潜水艦『きりしお』のもとに

司令部からとにかくただちに出航せよ

出航不能なら艦を退去して基地外へ避難せよとの命令

スクリューに何かが噛み込み・・・・

艦の周りにはザリガニをメートル級に引き伸ばしたような

巨大な甲殻類が・・・・

全員退去!陸へ上がれ!

なんとこの巨大ザリガニもどきが人をえさにしてる・・・・逃げ惑う人・人・人

実習幹部の夏木大和三尉と冬原晴臣三尉そして艦長が子どもを救出

しかし逃げ場はなく再び潜水艦に・・・

襲ってくるザリガニもどき

子ども達は潜水艦の中にしかし艦長は・・・・ザリガニもどきにやられてしまう 

夏木はかろうじて艦長の腕を回収するが・・・

港湾沿いを中心として市街も恐慌状態に陥っており、その恐慌も拡大する一方

第一日目はこうして始まった

潜水艦の中では夏木と冬原、子ども達(女子1名男子12名)の生活が

潜水艦の外では警察が防衛庁がそれぞれ動き出す

話の中には携帯電話やパソコンでの掲示板が活用され(画面上のような様式で書かれている)今の時代だとこういう事になるのかなと思い、また自衛隊出動までの時間のかかる手続きはそのまま映し出されているかのようでした。

潜水艦の中では感情に走る夏木と冷静な冬原のコンビがなんとも言えず、

子ども達同士の派閥のようなもの、孤児だからとさげすむ状況などハラハラ、イライラ、なんてヤツだと思いながら読んでいました。

一日目午前。から始まったこの事件は五日目、最終日と6日間で解決するわけですが、最後に四年後が出てくるんです。

事件関係者その後・・・という状況ですね。

これがとてもほんわかしていてよかったです♪

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2007年1月30日 (火)

浦之助手留帳 

Book 花も花なれ―浦之助手留帳

著者:六道 慧
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

霧しぐれ―浦之助手留帳      夢のあかり―浦之助手留帳

今でいう早期退職をすすめられ

不本意ながら隠居生活を送ることになった山本浦之助は

越後河田藩の元留守居役。

ちょっと女癖の悪いところもあるが

縋りつく手を払いのけられない

助けを求める声を聞き流せない

思いつめた眸を見ると無視できない 性格。

隠居生活に入ったとはいえあちこちから相談事を持ちかけられる。

その中で起こる色々な事件や謎を解き明かしていく時代小説。

隠居に入った父親の代わりに留守居役になった息子の鷹之助。

お役目第一はいいがちょっと融通が聞かないというか堅物。

事件が解き明かされていくのはもちろんの事、こちらの親子関係も中々の物。

浦之助と妻や妾、鷹之助とその上司などの人間関係も面白いです。

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2007年1月26日 (金)

ぶくぶくあぶくの東京暮らし

ぶくぶくあぶくの東京暮らし

小説も面白いですがエッセイはまず身近に起こっても不思議ではない事柄が書かれているので親近感があります。

映画が好き、都会が好きな筆者が東京での出来事やかかわった人々、また思い出話を綴るエッセイです。

息子が月の半分ぐらいを彼女と一緒に住むという事になり、一人暮らしとなった筆者、なんと60歳になる少し前にピアスをあけるんですよ。今までは親からもらった体に穴をあけるなんて・・・と思っていたのですが。もやもやする気持ちを吹き飛ばすには、なにかぱあっと、変わったことをしたかったそうです。

その行動力と発想にちょっと真似できたらいいなぁと思ってしまいます。

多くの映画を見ていて、シナリオを書くべく勉強している様子など憧れはますます募ります(シナリオお書きたい訳ではありませんが)。

バイタリティー溢れる現在と過去の思い出話などエッセイを読んで少し元気を分けてもらいました。

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2007年1月25日 (木)

両親をしつけよう

両親をしつけよう!

ルーイはお笑いタレントを目指す男の子。

成績は今いちだけど今までは結構楽しく過ごしてきた。

ここに引越ししてくるまでは・・・・

引越ししてきたところはガリ勉村。

学校が終わっても色んな習い事があり忙しい。

ルーイの両親も初めは別にどうってことなかったのに・・・

近所の人と付き合ううちにおかしくなってきた。

まずルーイの部屋にあったテレビが消えた。

両親が入れ替わり立ち代り部屋に入ってきては勉強の話をする。

ルーイには自分の時間が無くなった。

そこでドラマを教えてくれる講座(習い事の一種だけどお笑いタレントを目指すルーイはとりあえず行ってみることにした)で知り合ったマディがやったという両親のしつけをやってみることにした。

① 常に両親がいないかのように振舞う

② 何も報告しない 

③ 議論しない

④できるだけ、落ち着かなくさせる

こうする事によって両親は自分に付きまとわなくなるという。

これってまるで反抗期の子どもみたい

この年頃の子どもは両親のしつけなんか思わずにでもやっていることなんだけど改めて言われると何となく納得してしまう。

しつけの結果ルーイは自由の身になったが家の中の雰囲気はぞっとする。

両親は二人ともずたずたで、とげとげしく、まるでぼくがよそ者であるかのように見つめる。

ルーイはこういう状態を望んでいたわけではなかったのに・・・

マディは自分は両親をしつけすぎた・・・だから両親はマディをにくんでいるという。

でもマディの両親はマディを愛している。ただどういう態度でマディに接したらいいか分からなくて結局何も言わなくなっているだけなんだよね。壊れ物に触るような感じになってしまうのは仕方が無いじゃない?

ルーイは両親のしつけには違った要素が必要でそれを見つけたようだ。

両親がほんとうはどうしたいかを見つけて、それをときどきぶつけてやる。そうするととっても大事な物が手に入る。交渉する権利。

ヘビ使いがヘビを手なずけるみたいなもの。ときどき適当な合図をしてやるとこっちの思うとおりになるんだ。

ヘビ使いのヘビねぇ・・とは思ったけど、何も言われず何を考えているのか分からない状態よりはその合図で何か言ってもらったほうがずっといいと思ってしまうのは親の弱み?

日記に書きながら日記君に話しかけている調子やここには書かなかったですがルーイが障害をクリアしながらオーディションを受けて帰ってくるまでのところなどよくやったって感じでした。

小学5年生以上対象の本ですがもちろん大人でも楽しめました。

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2007年1月23日 (火)

塩の街

塩の街―wish on my precious

突然落ちてきた隕石によってできたキラキラ輝く巨大な塩の塔

時同じくして塩の彫像となった人間たち。

被害に遭ったのは昼間の東京だけで五百万とも六百万とも。

その日真奈の両親は帰ってこなかった。

内閣および各省庁は事実上壊滅状態。

塩害が今なお進行中で塩になる人が日々増え続けている。塩の塔との因果関係も立証されておらず、原因も治療法も不明

こういう状況の中秩序が保たれるわけはなく、守ってくれる両親はいない。しかも自分がいつ塩と化してしまうかも分からない。

こんな過酷な状況になってしまったらとてもちゃんとしていられない私。  でも真奈は一応普通に生活しているんですね。こういう時って今までの生活が問われますよね。

まず自分で食べ物を作らないといけない。いくら食料があっても作らなければ食べられないし、配給があっても保存できなければ腐らしちゃうし・・・そういうところ真奈はしっかりできていて感心させられます。自分のことは自分でできるというのは生活の基本ですね~~。

しかし秩序の無い状態のとき普通の生活が脅かされるのはどんな時でも弱い立場の人たち。

真奈もしかり。心無い男達に襲われかける。その時助けてくれたのがもう一人の主人公の秋庭。

欠けたら痛い一部・・・そんな痛みが煩わしくて一人になる事を選んだ秋庭。家族も中間も弱点になる何もかも捨て、繋がるものなど何もなしに、一人で塩になる安楽さを望んでいたはずが・・・・

自分を知ってほしいと思う真奈の思いと秋庭の思い。そんな時、秋庭のお友達を自称する入江が訪れる「世界とか、救ってみたくない?」と。

『巨大な塩の結晶の塔を見た者は塩と化す』という仮説を立てた入江。あの結晶たちは自己保存本能に従って、この地球上を舞台に増殖を始めているという。

生き物?塩が?とは思いますが、有川さんらしいという気もします。

所は自衛隊立川駐屯地、巨大な塩の結晶を爆弾で吹き飛ばすべく米軍基地を襲撃し飛行機を強奪する計画。

しかしこれも入江の仕組まれた作戦の一つ。米軍の方とは既に取り引きがなされていた(作戦実行者には知らされていなかっただけで)。

秋庭は死を覚悟の上で結晶を攻撃しようとしていたところに、入江からの連絡。何と入江は真奈をその結晶に囲まれた部屋に入れてしまっていた。見ただけで塩化してしまうという結晶の部屋に・・・

これは秋庭を生きて帰らすために仕組まれたもの、秋庭に連絡がつけば真奈はその部屋を出てもいいといわれるが、秋庭を信じてそのまま部屋に残る。入江も真奈と共に部屋の中に残る。(そうでなくっちゃ高校時代から付き合いが続いてるわけ無いよね。)

人のお荷物になりたくない。その人が自分の好きな人ならば余計に・・・と思うのが普通だと思うけど、残して死ねないと思わせるぐらいの重圧を与えなくてはいけないと入江は言う。

自分が守られていいるという事が相手を守っているという事になる。

「秋庭が作戦を成功させるとしても、彼は世界を救ったんじゃない。

君が先に死ぬのを見たくないってだけの、自分の利己的な感情を救っただけなんだ。

そしてその感情の先に繋がってる君を救う。秋庭に無事でいてほしいと願う君をね。

僕らが救われるのは、そのついでさ。

君たちの恋は君たちを救う。

僕らは君たちの恋に乗っかって余禄に与れるだけさ」

これが全てを語っている気も(ちょっと言いすぎ?)

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2007年1月22日 (月)

盗まれた記憶の博物館

盗まれた記憶の博物館 (上) 盗まれた記憶の博物館 (下)

双子の姉弟ジェシカとオリバーのところに警察がやってきました。
父親のトーマス・ポロックが掃除夫をしている博物館からクセハーノ神像を盗んだということで行方を追っているというのです。

クセハーノ神像はアレクサンダー大王がバビロンを新しい首都に決めた同じように古代バビロニアの展示室の復元されたイシュタルの門の真ん前にあったが台座とともに無くなってしまっているそうです。

また多くが謎につつまれたクセハーノ像だがその特徴は顔が二つあり記憶の大国の支配者だといわれているらしい。

父親の事を知るため二人は屋根裏部屋で母の遺品の入った長持ちを調べます。
そこには父親の日記がありました。

父親はかつて考古学博士で日記には隠された門の碑文と『クセハーノ像がイシュタルの門の下に戻る事を
何としても阻止しなければ』というなぐりり書きが残されていました。

また日記によると古代の謎に取り組んでいた父親はその事を『ふたつの顔を持つ男』に話しそのために逆に陥れられてしまったということも。

父親の記憶を盗まれまた双子の姉弟ジェシカとオリバーがそれぞれの特性を生かしながら父親を探し古代バビロニア時代から世界を支配しようともくろんできた悪神クセハーノを倒そうとする冒険と謎解きのお話です。

オリバーは人々の記憶から消えてしまったものが生きる国クワイシニアに行きます。
そこではガラスの小鳥(もちろん話すことも動くこともできます)やナポレオンの外套ソクラテスの弟子やベガサスなどが登場しオリバーとともに父親探しクセハーノの真の名前を探ります。

一方ジェシカは弟オリバーの記憶もなくしてしまいますが、父親の日記に残された古代の碑文を博物館で知り合ったミリアムとともに謎を解いていきます。

クセハーノが次から次へと人々の記憶や記憶にかかわる物を盗んでいく中、時間に追われながらもオリバーとジェシカ、それにミリアムが必死で
クセハーノを倒そうとしているのを手に汗握りなが読みました。

ほら~お父さんに日記のあそこにそれは書いてあったのにどうして気づかないの?と思うことも(笑)

忘れてはいけない記憶は人々の周りにたくさんあると思います。忘れないために作られた物もあるでしょう。そういうものの大切さと共に冒険と謎解きを味わえました。

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2007年1月15日 (月)

読みました~

図書館戦争

図書館戦争

読みましたよ~。

このブログの第一回目で紹介しましたレインツリーの国図書館内乱の中に出てきていた本ということでしたが、まず図書館戦争から読まなくっちゃと思っていました。

有川さんがあとがきでも書かれているように「月9連ドラ風」(担当者さんからはちょっと非難があったとかなかったとか)なので当然ラブ。

昔見た青春ドラマのような初々しさが感じられる?二人 新隊員と教官という立場ではありますが、何と設定場所が図書館(題名にもありますように)

図書館なのにまるで警察か自衛隊か、その上をいくかという感じの訓練(実際の事は分かりませんが^^;)そんな中でも二人のやり取りにはクスッと思わず笑い出しそうな場面がしょっちゅうあり、周りをみて一人でよかった~とまたクスッ。

時代を先取りしているというか考えさせられる中身でもあるんですよ。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」というものが成立するのですが、一見とてもいい法律に見えて検閲関する権限が曖昧で言ってみれば検閲する側のやりたい放題。取り締まる側が決めた事がそのまま取り締まれるって事ですからこれってちょっと怖いですよね。

まぁそれに対抗して成立したのが「図書館の自由法」 一度成立してしまった法律はたやすく覆らないという事でね。

良化側が図書の検閲を迫ると図書館側が検閲を拒否 やるなら力尽くでって これ法律で決められている事にのっとってるんですよね、不思議な事に。とまぁそういうわけで訓練があるというわけなんですが・・・

色々と言いたいことは多々あるのですが中々文章にするのは難しく・・・

その中の一つ 正論は正しいが正論で攻撃するのは正しくない!これって本当にそうですよね。正論が正しいのは分かっているけどだけど・・と言い分があっても結局正論には勝てないわけで、逃げ道がなくなってしまうんです。大人が子どもを叱るとき正論ばかりでぶつけてしまうと子どもの逃げ道が無くなってしまう。逃げ道を残しておいてあげるのが大人!とは思うものの叱るときって中々ね・・・。とちょっと本からはそれましたが^^;

それついでに・・・最近の子どもはあまり本を読まなくなった・・・という事がいわれていますが私の周りでは内容はともかくとして結構読んでいる子が多いです。自分の好きな本は何回も読むんですよね。

この本でも出てきましたが、大人は受験のためにはこういう本を読んでおいたほうがいいんじゃないかとか推薦図書をという選びかたをしますが、子どもは読みたい本を読むというか読みたい本しか読まないんですよね実際。

楽しむために読むことは大いに結構な事だと思います。大人の読書も減っているというのも(らしいです)楽しむために読むということが減っているせいでしょう。

この本の中で一番好きな人物は?と聞かれるとありすぎて困ってしまうほどです。その中であえて玄田さんなんてどうでしょう。大人の中の大人という感じもありケンカ殺法何ていうところの子どもっぽいところも見えて良いですよね。

なんだか支離滅裂になってきましたが、最後に手紙から始まり手紙で終わるという本の書き出しと終わり方 いいなぁと思いました。

本の中身が今いち分からなかったと思いますが面白かったですよ~お勧めです。

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2007年1月13日 (土)

ほかに誰がいる

ほかに誰がいる

本を手に取るとき好きな作家から選ぶ事もあれば題名や表紙から選ぶ事もあります。この本は後者のほうから選択しました(朝倉かすみさんファンの人ごめんなさい)

読み始めから違和感が・・・何か変・・・という警告を感じたにもかかわらず読み始めると最後まで読んでしまいたい性格。

これってストーカー?でも相手を傷つけているわけじゃなく傷つけようとしているのでもない。むしろ自分を傷つけてまで天鵞絨と一つになりたいと望んでいる。

天鵞絨と名付けたあの人。天鵞絨と何百回もノートに綴る日々。天鵞絨の近くの公園まで夜毎通う日々。それは決して天鵞絨に知られてはいけない。

天鵞絨はえりの事を親友だと思っている。ある日天鵞絨がえりに好きな人ができたかもと告げる。それを聞いたえりは架空の彼のことを天鵞絨の話す。まるで私好みの彼だわと天鵞絨は彼に好意を抱く。

何とその彼が現実に天鵞絨の前に姿を現してしまう。天鵞絨は貴方の事は前から聞いていましたと彼に告げる(もちろん天鵞絨は彼のことを好きになる)。彼にあったえりは彼なら天鵞絨を任せられる。

とは思うものの自分の天鵞絨への思いとの葛藤の中髪を切り(耳まで切ってしまう)公園に行くのに使っていた自転車をハンマーで壊してしまう。自転車が無くても歩いて公園に行きたくなると自分の足までもハンマーで殴りつけるえり・・・

こんな事もほんのさわりだったかもしれない。自ら天鵞絨を遠ざけていたが病院で天鵞絨の父だと思われる人に出会い天鵞絨と血の繋がりのある人の子どもを生めば・・・・

こんなに思える人が ほかに誰がいる 

異様とも思えるこの思い・・・

こんなに思える人がいることが自分にとって本当に幸せな事なんだろうかと考えてしまいます。ちょっと私には難しい本でした。

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2007年1月10日 (水)

読感第一号

レインツリーの国

サラの読後感そうをお届けします。

第一号として

レインツリーの国

まあ何ていいますか思い入れのある本、自分では納得いく結末をむかえなかった本を他に人はどう感じているのだろうか?という事からパソコンで検索すると引っかかってきたのが本の感想(それだけじゃないかも^^;)を書き込んでいるブログ(まさしくこれのようなもの/笑)。

その感想が自分が思っていたものであったりちょっと違っていたりと、それにこのブログに出会えた感激からか自分が感じた事をつらつらメールに出すんですね。

それに返事が・・・・ふふ~ん。こうやってインターネットで知り合いができるのかな~なんて思いながら読んでいたわけです(きっかけはネットで知り合いましたとかTVでは聞いていましたが)。

軽快なメールのやり取り、面と向かっては言いにくいことも(青春してる感じ)メールではさらけ出せ、何時しか会いたい思いが募るわけです。

ところが彼女のほうは一歩引いている感じ(そりゃそうですよね。会いたいね。会いましょうか。とはおいそれとはいきません。危険すぎます!)

危険だと思っていたわけではないのですが・・・・会わなくても声だけでも聞きたいとメールした彼に会うと約束する彼女

会ってみて・・・今ひとつ一定性の無い彼女の性格・行動・・・ブザーがなっているのにエレベーターを降りようとしない彼女に怒鳴ってしまう彼

彼女は耳の不自由な人だったのです。

軽いタッチで読んでいた本ですが・・・何となく重い中身?と思いましたが、彼の関西弁の話についつい引き込まれ(言ってる事がそうなのよね~と同意させられることで)彼女のこの性格は本々のもので耳の不自由なせいばかりにして欲しくないと言う思いに納得(難しい性格だと思いながも中々変えられないのよね!)

初めから耳の不自由な人と初めは聞こえたけど病気あるいは事故の為に不自由になった人との違いなども本を読み進んでいく中で自然と あ~そうなんだ と思え、この二人はどうなるのかな?でもこの彼なら・・・と先が気になり一気に読んでしまいました。

仲直りするためにケンカしよ こんな事言えますか?ケンカするほど仲がいいとは言いますけどね(笑)

まぁ色々とあって結局ネットの中の知り合いだけで今の状態では消えようと思えばすぐに消えてしまえると言う事に思い至り愕然としてしまうのですが、それを乗り越え今からが2人の始まり・・・って事でしょうか。

これは本の中のお話ですが実際にこういうこともあるのでしょうね。

う~ん読書感想文には程遠いですが独感ということでお届けしました。

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