時空より愛をこめて
童話作家の母と消防士の父の愛の結晶の清花。
母親の思い込みと父親の念によって清花が生まれ、母親の父への愛情と清花への愛情で育っていった。
半分幽霊で半分人間の清花は人の心が読みとめる精神感応者(テレパス)。
他の人の心の叫びを聞き流す事ができない。
一方、清花と同じような超能力を持つ七凪は人の心が解っても自ら何かすることを良しとしない。そのまま眺めているだけだ。
そんな七凪だが清花が川霊に引き寄せられて川の中に入ってしまった時助けくれる。
しかしその後七凪は行方不明に。
七凪の過去・・・・七凪は捨て子で施設に入れられていたが引き取られる事になる。その施設で仲のよかったお姉さんが七凪が引き取られて一年後に行方不明になる。
七凪はそのお姉さんをずっと探していてどうやら最近見つけたらしい。
そのことと七凪の行方不明とは関係があるのだろうか・・・
超能力があるというだけかと思いきや何と清花は半分は幽霊。こういうところが今までの超能力者と違うところ。
人の心が読み取れるという事にはちょっと興味があるけど、自分の心が読み取られていると感じるのはとっても不快。
自分の思いを汲み取ってくれるのと勝手に覗かれるのとはすごく違うといった感じだろうか。
ちょっと人と違うところがあると何となく周囲にそれを知られてはいけない、隠し通さなければ・・・・という思いが強く働くのだろう。
その結果、心を閉ざしてしまい楽しい気分を味わう事ができなくなるという悪循環。
七凪は同じ力を持つ清花に出会い自分の気持ちが変わっていることを知る。
超能力というのは身近に無いがちょっと人と違うというのは誰にでもあることで考えさせられます。
と硬い話になってしまいましたが、本の内容はそうではありませんよ。事件解決ハッピーエンドですから楽しんで読んでください。
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