下町不思議町物語
関西から関東(たぶん)引っ越してきた直之。
お父さんとお母さんが離婚して、お父さんと一緒にお父さんの実家であるお金持ちの家におばあちゃんと暮らすことになった直之。
6年にしてはとても身体が小さい、それはどうやら病気だったせいらしい。算数は得意だが国語は苦手。言葉はもちろん関西弁、学校ではいつも耕太とケンカの毎日である。
そんな直之をおばあちゃんは疎ましく思い直之のそれを感じているので学校から帰るといつも外に出ていた。
そんな時関西弁をしゃべる着物姿の男の人に出会う。
心地よい関西弁が耳から聞こえてきそうな気が・・・・もうそれはぽんぽんと
この本の一番の感想が関西弁が心地いい?なんか視点が違うんとちゃう?というツッコミが聞こえてきそうやけど、まぁまぁ
この男の人、高塔さんはどうも普通の人とちょっと違うみたい。この人たちが集まる喫茶店がある町並みも喫茶店に来ている人たちも直之の住んでいるところとはちょっと違う雰囲気。
関東に越してきてからいつも1人だった直之はここで高塔さんに弟子入りし仲間もできる。
高塔さんの家に出入りし夕飯もご馳走になっている直之は、ここでは時間がゆっくり過ぎていると感じる。
ご飯を早く食べないといけないとか宿題を早くしないといけないとかあせらなくても自分のペースでしていける。
こういう雰囲気は実にいいですよね。最近の生活はみんな忙しすぎ。アレもしないといけないコレもしないといけない。あ~時間が無いというように。
本当の自分で居られる場所があると気持ちも穏やかで居られるし何とやる気も出てくるんですね~。
指でたどるとそのイメージが頭に入ってくるという不思議な本をもらった直之は、初めは全然読めなかった(イメージが流れてこなかった)がある時から読めるようになり、そして解らない意味は辞書で調べてという風に読み進めていくようになる。
そういう直之の努力もあり苦手な国語で70点(今まで20~30点)とることができた。しかし耕太からカンニングしたといわれ答案用紙を破られてしまう。ケンカになって直之は耕太を突き飛ばしてしまう。
耕太のお母さんに怒鳴られたおばあちゃんはお父さんに直之はカンニングして耕太を突き飛ばしたという。お父さんも反論できない。
それを見ていた直之は家出してしまう。
努力した結果だった国語の点数・・なのにお父さんは自分のことを信じてくれない・・・・直之はどんなに悔しく悲しかった事だろう。
でもコレをきっかけにお互いに見つめなおす家族。
お父さんもおばあちゃんも忘れていたことを思い出す。暖かい気持ちを取り戻した家族のありようは今の家族にとってとても大事なものだと思います。
物語の中にはととろ、猫バスならぬ猫タクも登場。はてさてどんなところに登場するのでしょうか?
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