« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月27日 (水)

メリーな夜のあぶない電話

メリーな夜のあぶない電話

タカオのつくもライフシリーズ第2弾

古くなったものたちに、いのちが宿り、生き物のようになったやつをつくも神というらしい。

今回のつくも神は携帯電話。

父さんが道で拾った古い携帯電話を交番に届けたが、夜になると家の庭に落ちていた。

交番に届けたのにまた戻ってくるのは普通じゃないっていうか、ただものじゃない。何度交番に届けてまた戻ってくる。

ぼくは経験上そういうことを知っている(そう!第1弾で経験済み。ちなみにその時は自転車だった

この携帯電話、夜になると時々呼び出し音が鳴るが今までは電話に出ても無言だった。

ところがその夜相手は口を聞いた。

「もしもし。危険がせまってるんです。助けてください・・・・・。」

すぐに友達(自転車のつくも神)に相談しようとしたが留守だった。つくも神だから人間が乗らなくても、どこかへ出かけていったりする。

誰にも相談せずいつものように学校へ。

途中で高野萌子に会った。なんでも絵葉書が届いたんだけど差出人の住所も名前もなく返事が書けず困っているらいし。

さて、つくも神になった携帯電話の危険とは?

高野萌子は絵葉書の返事を出す事ができるのか?

ちなみにちゃんと絵葉書の差出人はわかりました。今回のつくも神が携帯電話っていうところがミソでしたね~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月20日 (水)

イティハーサ(全7巻)

イティハーサ (1)

約一万二千年前、人が神と接することのできた古代の日本が舞台。

目に見えぬ神を信仰している村に住む鷹野は川に流れている赤ん坊をみつける。

巫女様によりその子は透祜と名付けられ鷹野の妹として育てられる。

青比古・鷹野・透祜が巫女様のために陽石を探しに行っている間に村は威神に襲われ全滅する。

巫女様は目に見えぬ神々から賜った御神宝と知恵の冊のありかと、それをよく学びその知恵を守り伝えよ。まずは透祜に、それから・・・と言う言葉を残して亡くなってしまう。

残された三人の行く道は・・・・

どちらにしようかな?裏の神様と表の神様にきいてみよ~とか、井戸の神様とか言うように昔から日本には色々なところに色々な神様がいらっしゃると思われてきた。現在はあまり聞かれなくなったが昔はよく聞いたなと思い出した。

人々と神々の関係は?人とは?

壮大な物語です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月13日 (水)

風の館の物語Ⅰ

風の館の物語1

無人駅に降り立った洵と沙菜。

今日から二人はこの町に住むことになった。

お父さんは沙菜が生まれてすぐ交通事故で亡くなった。

おばあちゃんは3年前に亡くなった。

そしてお母さんが入院し春の間だけ洵と沙菜はおばあちゃんのお姉さん(風間琴音)の家で過ごす事になったのである。

駅に迎えに来てくれたのは千夏。

風間琴音の孫である。

琴音の家ではみんな洵のことを男の子だと思い込んでいた。

風間琴音がおばあちゃん(自分の妹)の葬儀の時に洵を見て男の子だと思い込んでしまったのが原因。

ちなみに千夏は男の子である。友達からはナツと呼ばれている。

風間琴音の家は『風の館』と呼ばれていて大きく、いかめしく『家』のイメージをはるかに超えるものだった。

風の館に住んでいるのは「ばあさんとおれの母親と田所さんと田所さんの奥さんの由さん。生きている人間は、それだけ」とナツの説明。

裏庭を囲む棟だけが千夏たちの生活の場、母屋とは廊下で繋がっているが、母屋に居るのは琴音だけ食事も別らしい。

ナツの様子がおかしい「何かあったらすぐ知らせろよ」

洵たちが使う部屋は何かあるのか・・・・

ナツが部屋から出て行くと「じゅん」

と誰かに名前を呼ばれる・・・が ドアは閉まったままだ。

廊下に飛び出しナツに「あたしを呼んだ?」 

でもナツの声じゃなかった・・・

突風が戸をたたき、ぶつかり、ゆらし、音をたてる。

自然現象だと思えない。何が起こったのか、まるで理解できない。

部屋の窓が外側に開いている。いったい風は何処から来たのか・・・

ナツも「悪いけど・・・おれ、わけわかんないから」

こんなすごいのは初めてだけど急に窓ガラスがゆれたりとか、誰かに見られている感じがしたりとか、歌を聞いたりとかはあったようだ。

ナツは誰にも言えず、ずっと独りで背負い込んできたのだろう。

こんなことがあっても洵は不思議と怖いとは思えずこの部屋で生活することにする。

何日かたった夜、ふと目が覚めた。気配がしたのだ。

寝る前にカギを閉めたはずのドアが開いている。

洵は廊下に出て母屋に向かって歩き出す。

どきどきしているけど怖いわけではない。

風がもろに吹きつけてきた。思わず目を閉じる。息がつまった。身体が押される。足がよろめく。それほどに強い。

が、次の瞬間には、ぴたりと凪いでいた。

続く廊下を歩いていると話し声が聞こえてきた。

洵と誰かが似ているという・・・一体誰と似ているというのだろう?

後ろから「おれだよ」と声をかけられた。

話をしていたのは母屋にいる猫のカグヤと洵たちのところにいる猫のポロ。

後ろから声をかけてきたのが風間洵吾、風間琴音の長男だった。

ふたり(二匹?)の話している内容から洵は洵吾に「死んでるの?」ときく。

そう洵吾は何十年も昔に大雨の後の川の濁流に呑まれて亡くなっていたのだった・・・

次の日、洵はこの家の主である風間琴音に呼ばれる。

「洵吾に会ったんだって?」

琴音は洵吾が亡くなってから洵吾の気配は感じるが会っていないらしい。

風の声が聞こえ、カグヤと話ができると言う琴音。

この家を早く出て行きたいと思っているナツ。

普段は明るくて優しいが違う一面を持っているナツの母の果歩。

ここは、とても不思議なところ。ここに住んでいる人たちは、みんな心の中に光と闇を持っている。そして屋敷自体もまた・・・・

これからどうなるのか楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 4日 (月)

ウラナリ、さよなら

ウラナリ、さよなら まさか・・・こんな結末になるなんて・・・

『ウラナリ』から始まったシリーズ

両親の離婚でサクラは母親に引き取られる

母親が子連れの男と再婚し、そして母親に赤ちゃんが生まれる

こういう状況の中サクラは一人東京へ。

ハヤブサも両親の離婚により父親と二人暮らし

中3になりハンドボール部に入部する事に

そこへサクラが現れハヤブサウラナリと呼ぶ。

ウラナリ

結構背は高いハヤブサだが今まではずっと帰宅部で特にこれと言って何もしていなかったのだが・・・いきなりウラナリとは・・・

サクラとハヤブサは・・・・サクラの実の父親の再婚相手がハヤブサの母親だったと言う事でもしかしたら兄弟になっていたかもしれないという関係

めっぽう気の強いサクラにハヤブサは翻弄されながらもサクラに惹かれていく。

サクラはというと、こちらもハヤブサのことは好きだが素直に自分の気持ちを表さないことのほうが多く、東京の高校に進学することになると「ハヤブサとはあわない」という手紙をだしたりする。

ふたりの関係、二人を取り巻く家族との関係、それぞれの学校の友達関係が織り交ざってちょっと変わった環境での高校生活のお話という感じだったのだが・・・・・

最終話 サクラと話をしているハヤブサは自分の野望をサクラに話す。

ハヤブサの野望・・・それは「いつかとてもかわいいカノジョを連れて、サクラに会いに来ること

???どういうこと?

ハヤブサはサクラの事が好きなはずなのに・・・どうして?

一瞬の空白。永遠にも思えるほんの一瞬、ぼくはすでにサクラとは決定的に離れ離れになっていることを痛切に感じた。そしてこれから一瞬一瞬と、いまよりもっと離れていくことを。

「あっはははは」 サクラは笑っていた。

サクラ以上の女の子なんて滅多にいないのは認める。ましてそんな女子とぼくがつきあえる可能性が限りなく低いのもわかる。

やっぱりハヤブサの気持ちは変わっていないのに・・・

「そろそろ行けば」「遅刻すると、あたしに失礼だよ」

さっと風がぼくの太もものあたりを掠めていった。ぼくにはわかる。サクラがぼくを蹴ろうとしたのだ。だからそのあたりをさすってみせた。

「痛いなあ。わかった。行く」

痛くないのが、せつなくて痛かった。サクラのローキックは、なぜかぼくの胸を直撃した。

サクラと別れ、ぼくはこれから四十九日の法要が営まれる寺の本堂へと向かった。

これが最終話の最後・・・・・・ではないのです。

こうして最終話『ウラナリ、さよなら』が始まりました。

この結末を予想していなかった私は・・というかこんな事になるなんて・・・と呆然としてしまいました。

最終話の始まりに至るまでの愛と感動の物語を是非どうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »