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2007年5月24日 (木)

博士の愛した数式

博士の愛した数式

物語は数学の時間から始まる。

数学の教師がどうして√(ルート)と呼ばれるようになったか、また博士と過ごした時間を数学の授業の中で話しながら進んでいく。

事故により80分しか記憶が持たない博士のところに家政婦として働くようになった√の母。

毎日ドアを開けるたびに「新しい家政婦です」と挨拶し、博士の「君の靴のサイズは?」という会話から始まる。

そのうちに家政婦に10歳の息子が居る事がわかり、母親が他人の夕飯を作っている間に(それも自分の)子供が一人淋しくしているのはいけない!!ということで√は学校が終わると博士の家に帰ってきて母親の仕事が終わると一緒に帰るという生活になる。

記憶が続かない博士が人と話すきっかけが数学。

数学・数字・数式etc.その中には数え切れないほどの深い愛情が感じられる。博士と√と母 3人がそれぞれ相手を思いやる気持ちがほのぼのとさせてくれる。

√の数学の授業も「今日の授業は数学の授業じゃないからノートをとる必要はないです」といって始まりましたが、中々どうして、ちゃんと数学の授業になっていた気がする。ただ問題を解くというような授業ではないが数学を好きになる一つのきっかけがつかめそうな授業だったような気がするのは私だけでしょうか?

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2007年5月12日 (土)

ラスト・イニング

あさのあつこの本ということで手に取った

題名はラスト・イニングラスト・イニング 見てのとおり野球のベースの表紙

ここでも特に何も思い浮かびはしなかった

野球の話が出てくる物語なんだな~と思ったぐらいで・・・

ページをめくってみると新田市営球場 巧 の文字が

これって・・・・バッテリーの続きなの?

バッテリー バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学 第6巻で終わりをむかえたバッテリー

でも話の終わり方はこの後は読者の想像へおまかせという感じだった

それが今まさに動き始めようとしている予感

読む前から感動!!

内容は続きとはいえ今回は瑞垣にスポットをあてた感じ

そうあの原田の球に魅せられた門脇の幼馴染(?)であり原田と門脇の対決の場である試合を全て手配した切れ者(?)

どこかさめた感じでもあるしオチャラケな感じでもあり、本心を他人に明かさない人物という気がするし、瑞垣自信も自分を演出している感がある

でも実際に熱い一面を発見し本人も驚いていたりして・・・・

バッテリーの続きということを除いても面白い

瑞垣を取り巻く面々の行動とそれに伴う瑞垣の心の動きもさることながら最後に出てくる監督にはニンマリさせられる

さめた瑞垣から熱い瑞垣へ・・・・とはいかないけど面白いと思えることが見つけられたかな?

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2007年5月 1日 (火)

天と地の守り人

天と地の守り人〈第1部〉

『精霊の守り人』から始まったシリーズの最終巻

作者によれば十年以上が経過し、とうとう最終巻をむかえる事になったようです。

新ヨゴ皇国の天子(天の神の子)として生まれたとされる父。

その清浄さを傷つけないために息子(チャグム)の暗殺を命じ、チャグムの母が息子の命を守るために宮から逃がすように女用心棒のバルサを雇うところから始まったのが『精霊の守り人』

精霊の守り人

天子であり続ける父と子の関係

国と国との関係

自国を守る事とは?

この世界と一緒に存在しているもう一つの世界がこの世界に及ぼす影響

そして人と人とのつながり

壮大なスケールで繰り広げられる物語

『天と地の守り人』では新ヨゴ皇国がタルシュ帝国に攻め込まれる。

それを阻止するためにはロタ大国と同盟を結び援軍を送ってもらわなければならない。

しかしロタ王国は何の益もない新ヨゴ皇国と同盟を結ぶ事を拒否する。しかしカンバル王国となら同盟を結ぶという。

ロタ王国とカンバル王国の同盟のためチャグムはカンバル王国へ。何度も命の危険にさらされるチャグムだがバルサたちの助けをかり無事カンバル王国とロタ皇国の同盟にこぎつけ祖国新ヨゴ皇国に帰ってくるが、祖国でも命を狙われる。

タルシュ帝国の脅威と共にもう一つ祖国を脅かすものが・・・・もう一つの世界ナユグに春が訪れその影響で川が氾濫する・・・・一刻も早く都の人々を高台に避難させなければ・・・・・

この二つの難題にチャグムは挑む。

何処に生まれるかということは自分では決められないが、生まれた場所で生まれた身分で自分にできる精一杯のことをやっているのがチャグムだと思う。それを支え導いてくれる人々。チャグムをわが子のように慈しむバルサ、そのバルサを母のようにも思うチャグム。人と人との繋がりの不思議や大切さが改めて感じさせられる。

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